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公開日:2020/10/01  

日本刀を持ち歩く際の注意点

所有している日本刀を持ち歩きたいと考えたとき、注意しなければいけないポイントがいくつもあります。警察のお世話にならないためだったり日本刀を守るためだったり、いろいろなポイントがあるのでこちらで紹介します。安心して所有するためには知っておくべき情報なので、不安を感じたくないならぜひとも読んでみてください。

遊びで持ち歩くのは絶対にやってはいけない

日本刀を持ち歩く場合にはいろいろな理由があるでしょうが、遊びで行うのは絶対にやめるようにしましょう。現代の日本には銃刀法というものがあるので、持ち歩くことは基本的には禁止されています。

美術品だと考える方もいるかもしれませんが、実際のところ凶器であるのは間違いないので遊びで持ち歩くのはやめたほうがよいです。場合によっては警察に通報されてしまって、大騒ぎになる可能性もあるので注意しなければいけません。もちろん、騒ぎになるだけではなく銃刀法違反になるため、それなりのペナルティが課されることになります。

銃砲刀剣類登録証があれば持ち歩くことは可能

遊びではなく、譲渡するためや鑑定してもらうために持ち歩きたいと考える方もいるはずです。それでも銃刀法に引っかかってしまうので、自身の意思で自由に持ち歩くことは一切できないと考えましょう。しかし、銃砲刀剣類登録証を一緒に持っておけば、持ち歩くことが問題なくできるようになります。だからといって、腰に差して歩くようなことをすれば、ほぼ間違いなく警察のお世話になるでしょうから気をつけなければいけません。

なお、倉庫を整理していて見つかった日本刀では、銃砲刀剣類登録証が存在していない場合もあるでしょう。そのときは、速やかに手続きをして、銃砲刀剣類登録証を取得するようにしましょう。なぜならば、登録をしてないものは持っているだけで法律違反となってしまうからです。

もちろん、倉庫にあったのなら知らずに持っていたのですから、これまでのことが罪に問われることはないので安心して許可を取りにいきましょう。飾ることもなく売ることもないのなら、バレないと考えるかもしれませんが、あとで面倒なことになるかもしれないので手続きすることをおすすめします。もしも、登録をしたいと考えるのなら、まずは自身の住んでいるエリアを担当する警察署を探しましょう。

銃砲刀剣類登録証は警察署にある生活安全課が担当なので、次はそちらに問い合わせる必要があります。警察署ならば公式のウェブサイトがあるので、電話番号を調べて問い合わせてみましょう。もちろん、いきなり警察署を訪れて、持っている日本刀について聞くのもよいです。

しかし、銃砲刀剣類登録証を取得するためには、必要なものや情報があるので、まずは電話で問い合わせてから訪れることを強くおすすめします。生活安全課の方が詳しく教えてくれるので、考えているよりもずっとスムーズに登録が行えるでしょう。ちなみに、所有している日本刀を警察署に持っていく必要は一切ないので、そこは間違わないようにしなければいけません。無事に銃砲刀剣類登録証を取得できれば、きちんとした理由のもとで持ち歩きをしても何も問題がなくなります。

価値がある日本刀なら破損させないように注意しよう

日本刀を売却や鑑定のために持ち歩くのなら、破損させないように最大限の注意をしましょう。袋に収めておけば、周りには刃物が入っているとは思われないので、問題なく持ち歩きができます。しかし、柔らかい布や皮などで作られた袋では、どこかしらにぶつけた拍子に破損をしてしまうかもしれません。鞘にいろいろな飾りが施してあるものは、破損してしまう確率も高いので固いケースに入れることをおすすめします。

しかし、ケースに入れるとなると、それなりの大きさになってしまうため、持ち歩くことは難しくなるかもしれません。もしも、所有する日本刀が大事ならば、いっそのこと持ち歩きをしないことも考えたほうがよいでしょう。現在の日本には宅配サービスがたくさんあるので、自身で持ち歩くことなく希望する場所まで送ってくれるところがあります。利用する宅配サービスによっては、補償もついているため、万が一のアクシデントがあったときもきちんとした対応をしてもらえます。

どうしても自分で持ち歩かなければいけない理由があるのでなければ、専門のサービスに頼んで安全に送り届けてもらうのもよいでしょう。もちろん、宅配サービスを利用して日本刀を移動させるときも、銃砲刀剣類登録証は一緒にしておかなければいけません。銃砲刀剣類登録証は絶対的な条件なので、忘れずに梱包するようにしましょう。

 

日本刀はオシャレのために背中に背負ったり腰に差したりすることは一切認められていません。ただし、売ったり鑑定してもらったりなどの、まともな理由があるのなら持ち歩くことはまったく問題ないといえるでしょう。しかし、銃刀法という法律があるため、銃砲刀剣類登録証を一緒に持っておくことが必須となっています。

忘れてしまうと警察からの職務質問を受けたときに、とても面倒なことになるので気をつけましょう。普段は職務質問など受けたことがないので大丈夫だと考えるかもしれませんが、細長い荷物を持っているのですから、不審者だと思われる確率はグッと上がるのを忘れてはいけません。もしも、自分で持ち歩くのが大変だと感じるのなら、宅配サービスに代わりに運んでもらうことも考えましょう。

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