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古くなった日本刀や刀剣ってどうすれば?

家の片付けをしていたら、古い日本刀・刀剣が出てきたり、先代の遺品の中に日本刀があるが、手入れも出来なくて処分の方法が分からなかったりして困ることはありませんか?私もつい先日実家の整理をしていたら古い日本刀が出てきて処理に困ってしまいました。
そんなときは日本刀・刀剣の買取業者にお願いするのがおすすめです。 ただ、買取業者といっても数が多くてどこに頼めばいいのか分からない…なので私が買取店を選んだ際に調べた情報をまとめてみました。当サイトでは日本刀・刀剣買取業者をカテゴリ別に比較・厳選していますので是非参考にしてみてください!

日本刀・刀剣に詳しい人ならまだしも、素人ではその価格の相場が分からないと思います。そのため、とりあえず日本刀・刀剣買取店に査定依頼を出してみるのがいいでしょう。

業者によっては「査定のみ」はもちろんのこと、「相談のみ」というお問い合わせに対しても無料で対応してくれるところもあるので、買取価格が気になったらまずは相談してみて、それぞれの業者の強みなどを比較するのがおすすめです。

このサイトでは、「関東版」「関西版」「歴史の長い業者」「メディアに多く取り上げられている業者」の4つの希望タイプに分け、私が選んだおすすめの日本刀・刀剣買取業者を比較・厳選してみました。各社の特徴や評判などは詳細ページにまとめてみたので、そちらも確認してみてください。

刀の査定項目

日本刀・刀剣を買い取ってもらうとき、どのような基準で査定されるのか気になりますよね。こちらでは、刀の査定における注目ポイントを4つご紹介します。
まず1つめのポイントは、製作された時期です。年代が古い順に、<上古刀/古刀/新刀/新々刀/現代刀>と分類され、古いものほど高額での買取が期待できます。上古刀は奈良時代より前のものが含まれており、三種の神器の1つ「草薙剣」や中国から伝わった「七支刀」が有名です。

・保存状態
他のものもそうですが、日本刀に関しても保存状態により価値は大きく異なります。刃こぼれが激しかったり、カビが生えていたり保存状態が悪いと当然ながら買取価格は下がるでしょう。
・時代
鎌倉時代からそれ以前は日本刀の黄金期と呼ばれています。当時は美しい刀を作る技術に特化していましたが現代では再現することができません。
当時作成された刀は日本刀剣史上最高峰とされており現在も高額で取引されています。
・作者
日本刀の価値は作者によっても左右されます。特に村正や正宗など人気を誇る名工が手掛けたものは高値で取引されています。
ただし無名の刀鍛冶が手掛けたものでも、刀そのものの造りが良ければ買取の対象となり場合によっては高額買取も期待できるでしょう。
次に、「位列」と「業物」です。位列は刀工ごとのランクであり、評価が高ければ高いほど査定額が上がります。位列は<最上作/上々作/上作/中上作/中作>という5つの等級に分けられています。特に最上作は、名のある刀工によって造られたもののため、過去に数千万円~数億円近くで買い取られたケースもありました。業物は「切れ味のよさを表す等級」のことで、よく切れる順に、<最上大業物/大業物/良業物/業物>の4つに分類されています。最上大業物は切れ味も鋭く、有名な武将が所持していたため、査定額が非常に高くなっています。

3つ目のポイントは、鑑定書の有無です。買取査定においてもっとも信頼度が高いのが、日本美術刀剣保存協会が発行する鑑定書です。保存状態がよく、美術品としての価値が高い順に、<特別重要刀剣/重要刀剣/特別保存刀剣/保存刀剣>という4つに分類されます。鑑定書がなくても売却することはできますが、鑑定書があれば買取価格がより高額になる可能性が高いので、保有している場合は必ず手元に用意しておきましょう。

最後の項目は、保存状態です。錆び付いていたり刃こぼれしていた場合、買取後に研ぐためのコストがかかることから、その分買取価格が安くなる傾向があります。なお、素人が手入れをすることでかえって価値を損ねてしまう危険性がありますので、たとえ錆びていたとしても、そのままの状態で査定に出すようにしてください。
業者へ売却する前にチェックしよう!日本刀買取時の査定基準とは?
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買取方法

日本刀・刀剣の買取方法は様々です。各業者によっても扱っている買取方法が違う場合もあるので、自分に合った方法を選びましょう。代表的なものとしては「持込買取」「宅配買取」「出張買取」の3種類があります。

持込買取

持込買取は、直接日本刀・刀剣を買取店に持ち込んで、その場で鑑定・査定を行ってもらう方法です。実際にその場で店員と顔を合わせながら買い取ってもらえるので、安心感があり、確実に買い取ってもらうことができます。査定が終われば買取するかその場で決められるため、すぐにお金が欲しい方は持込買取がおすすめです。

宅配買取

宅配買取は、郵送で日本刀・刀剣を店舗に送り、査定と買取価格を提示してもらい、納得できれば指定口座に振り込んでもらう方法です。離れた地域での交渉であるため時間はかかりますが、遠方のため直接店舗に行けない、店舗へ足を運ぶ時間がないという方におすすめです。

出張買取

出張買取は、お客さん希望の日時に合わせて、自宅まで業者が査定・買取に来てくれるという方法です。 対応エリアは業者によっても異なるので、各店舗に問い合わせてみてください。日本刀・刀剣を買い取ってほしいけど量が多く、まとめてお願いしたいけど梱包するのも大変、というお客さんに特におすすめの買取方法です。

他にも、専門業者による交換会があり、そこに出品をする「交換会出品」や、店舗に日本刀・刀剣を陳列してもらい、代理で販売してもらう「委託販売」といった買取方法を扱っている業者も存在します。
刀を買い取ってもらいたい!業者の買取方法をご紹介
日本刀を売る際の買取方法の種類とは?
刀剣、日本刀の様々な買取方法、それぞれのメリットとデメリットは?
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日本刀・刀剣の種類・買取相場

みなさんは刀剣・日本刀というと、どのようなイメージをしますか?ほとんどの人は戦国武将が持っているような刀をイメージするのではないでしょうか。刀は時代劇やドラマで見ることができるため、日本人にとっては馴染みの形だと思います。
しかし、実際には日本の伝統的な工芸品である日本刀・刀剣にはそれぞれ種類があります。 刀を売りたいと考えている方はいますか。代々受け継いできたものや蔵から出てきたものなど今も刀を所有している方は多いのではないでしょうか。
日本刀は高額査定に至るケースが多いですが、専門の知識を持っていないと価値がわからないものなので買い取り業者選びやトラブル対策が重要となってきます。

日本刀の買取相場

日本刀は現在も高額で取引されています。なかには稀に数千万を超える値が付くものもあります。 しかしだいたいの日本刀・刀剣・刀の買取相場は50~300万円といわれています。またこれは歴史的価値があるものや名刀と呼ばれるような貴重なものの場合です。
日本刀・刀剣・刀は製作者や時代などにより大きく価値が大きく異なります。逆にも贈答でも千円ほどの値段が付くものもあるので実際に査定に出すことをおすすめします。

「刀」

刀は、室町期以降に作られた2尺(約60cm)以上のものを指します。騎馬戦を想定して製作された太刀とは異なり、歩兵戦での使用を想定して製作されているため、太刀に比べると反りが少なく、長さが短めです。 普段、侍が所持しているような日本刀も「刀」とよばれることが多いです。刀剣の種類の中では、刀がもっとも高い金額で査定されます。

「脇差」

脇差は、長さ2尺未満、1尺以上の刀剣のことを言います。刀同様に室町以降に製作され、特に室町末期から江戸期にかけて多く製作されました。「脇差」の相場価格は「刀」の50~60%減額と言われています。

「短刀」

短刀は、長さ1尺未満(約30cm)の日本刀のことを言います。鎌倉初期から見られ、脇差よりも高値で取引されています。相場価格は「刀」の40~50%減額と言われています。

その他、長い柄の先に刀がついた「薙刀」が最も古くから存在します。日本刀・刀剣には数多くの種類があり、それぞれ買取相場も異なってくるので、まずは買取専門店に問い合わせてみることをおすすめします。
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関東で
おすすめの買取業者

日本全国に存在する日本刀・刀剣買取業者ですが、中でも東京を擁する関東エリアには、数多くの買取業者が存在します。そんな関東エリアで日本刀・刀剣を売りたい方のために、関東でおすすめの買取業者を厳選してBest3としてランキング形式で紹介しています。
今回ピックアップした買取業者は全て東京都にある業者ですが、3社とも駅からのアクセスがよく、行きやすいです。様々な買取方法があり、業界トップクラスの高価買取を実現している業者や、手数料や送料等の料金が全て無料の業者など、他と比較した際に私が魅力的に感じたおすすめの買取業者ばかりです。


NO.1

銀座 誠友堂

銀座誠友堂の画像
1基本情報
<買取方法>
店頭買取・出張買取・宅配買取

<問い合わせ>
03-3558-8001
(10:00-19:00)

<特徴>
・国税庁からの買取査定実績があるほど信頼されている買取業者
・駅から直結でアクセスがしやすい
・多方面に日本刀や刀剣の販売ルートを確保しているため高価買取が可能
詳細はこちら 無料で査定する
NO.3

飯田高遠堂

飯田高遠堂の画像
1基本情報
<買取方法>
店頭買取

<問い合わせ>
03-3951-3312
(10:00-17:30/水・土・祝日定休)

<特徴>
・「信用第一」がモットーの老舗日本刀・刀剣買取専門店
・日本刀・刀剣でも対応可能
・社長が1本1本丁寧に査定してくれる
詳細はこちら 無料で査定する

関西で
おすすめの買取業者

日本国内でも関東エリアと並んで栄えている関西エリアにも、数多くの日本刀・刀剣買取業者があります。そんな関西エリアで日本刀・刀剣を売りたい方のために、関西でおすすめの買取業者を厳選してBest3としてランキング形式で紹介しています。
今回は、買取成約率が95%を誇る老舗の業者や、国内でも数少ない日本刀・刀剣を専門に扱う専門店、更には中国や欧米の販売ネットワークがあり、高価買取を可能にした業者など、特にオリジナリティーを意識した買取業者をピックアップしました。関西エリアの方は是非参考にしてみてください。


NO.1

刀剣佐藤

刀剣佐藤の画像
1基本情報
<買取方法>
店頭買取・宅配買取・出張買取

<問い合わせ>
0120-963-411

<特徴>
・刀剣美術館が運営している専門店
・買取制約率は驚異の8年連続95%以上
・鑑定暦40年以上の査定員2名が査定を行う
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NO.2

鋼月堂

鋼月堂の画像
1基本情報
<買取方法>
店頭買取・宅配買取・出張買取

<問い合わせ>
0120-920-855(10:00-18:00/平日のみ)

<特徴>
・刀や日本刀を専門に扱う専門店
・刀剣業界で独自のネットワークを持つ
・刀剣専門のオークションで売却も可能
詳細はこちら 無料で査定する
NO.3

日晃堂

日晃堂の画像
1基本情報
<買取方法>
店頭買取・宅配買取・出張買取

<問い合わせ>
0120-961-491
(9:00-20:00/年末年始を除き年中無休)

<特徴>
・骨董一筋の買い取り専門店
・専門の鑑定士が査定を行う
・海外にもネットワークを持つ
詳細はこちら 無料で査定する

メディアに多く
取り上げられている
買取業者

最近では、鑑定系のテレビ番組やインターネットなど、メディアで取り上げられることも多くなってきた日本刀・刀剣買取業者。私もよく観るのですが、やはりそこで取り上げられている業者に対しては安心感と信頼感を持つことができます。ここではそんなメディアに多く取り上げられる日本刀・刀剣買取業者Best3として、ランキング形式で紹介しています。
国税庁からの査定実績があり、国内外の最新市場価格に精通している店主がいる業者や、様々なメディアの番組協力を積極的に行っている業者など、信頼度抜群の業者ばかりですので、是非一度相談してみてください。


NO.3

銀座 長州屋

銀座 長州屋の画像
1メディア情報
社長の深海信彦氏が、テレビ・ラジオ・雑誌等のイベントへ積極的に出演している
詳細はこちら 無料で査定する

創業してから長い
歴史を持つ買取業者

日本刀・刀剣は日本の伝統的な骨董品です。その歴史は非常に長く、始まりは10世紀頃とも言われています。扱っている業者の中にも長い歴史を持つ業者が数多くあります。ここではそんな長い歴史を持つ日本刀・刀剣買取業者のBest3をランキング形式で紹介しています。
今回ピックアップした3つの業者は全て東京にある業者で、大正末期創業で戦前より販売を行っている老舗業者や、創業60年以上の実績があり、博物館などの取引や、海外へのネットワークもある業者など、歴史がある業者ならでの豊富な実績に裏付けられた信頼できる業者が多いです。


日本刀・刀剣の買取は専門店に任せるのが一番

日本刀・刀剣の買取は専門店に任せるのが一番
ここまで4つのカテゴリーに分けて、おすすめの日本刀・刀剣買取業者ランキングをご紹介しました。日本刀の種類・ランクなど査定基準はたくさんあります。そのため、一般の買取店で任せるのは難しいでしょう。日常ではなかなか触れることのない日本刀・刀剣の処理に困っている方の参考になれば幸いです。

私の場合、以前実家の父が亡くなり、古くなった家の取り壊しをしようとなったことがあります。その際、子供のころによくかくれんぼしていた埃まみれの蔵を掃除していたところ、日本刀を見つけたのが始まりです。
日本刀の処理の仕方が分からなかった私は、よく某テレビ番組でもあるような、驚きの価値があった!!なんてことを期待してリサイクルショップを何店舗か回りましたが、一番高くて3,700円でした。「さすがに安すぎるのでは?もしかしたら古いものだから価値が分からないんじゃないか?」と思い、ネットで相場価格を調べていたところ、当サイトで紹介しているような日本刀・刀剣の買取専門店があることを知りました。そこでは買取価格がリサイクルショップのそれとは比べ物にならないような高価買取をしてもらえるとのことでした。そこに惹かれて、最初に見つけたサイトに買取をお願いしましたが、肝心の高価買取はもちろんのこと、親切で丁寧、そして迅速な対応をしていただき、満足して日本刀を買いとっていただくことができました。父も喜んでいたと思います。

今回私は良いお店を探すことができましたが、以前の私のようにリサイクルショップに売ってしまったり、専門店でもそれぞれ特徴を持っていて、満足ができないような買取価格であったり、対応が不親切であったりすることもあると思います。同じような経験をされている方へ、何かの手助けになればと思い、ネットでの口コミや評判を参考に友人に当サイトを作ってもらいました

日本刀・刀剣買取業者のおすすめ情報や特徴はすでに紹介したので、最後に日本刀・刀剣買取業者の種類や魅力などをご紹介したいと思います。

 

登録証の登録手順

鉄砲刀剣類登録証、登録証の登録手順
日本刀・刀剣を買い取ってもらう際、必要となってくるのが「鉄砲刀剣類登録証」です。鉄砲刀剣類所持法(銃刀法)により定義されている刀剣類(刃渡り15cm以上の刀、槍、および薙刀、刃渡り5.5cm以上の剣、あいくち)および、美術品もしくは骨董品として価値のある火縄式鉄砲等の古式銃砲については、所持および売買にあたって、各都道府県の教育委員会により登録された登録証が必要になります。
登録証が無いまま所持を続けたり売買を行う事は処罰の対象となりますので、速やかに所轄の警察署の生活安全課へ相談しましょう。発見届けを出してもらい、後日教育委員会にて発行手続きが行なわれます。
晴れて登録証を受け取ることができたら、日本刀を買い取ってもらうことができるようになります

  • 買取の際に必要なのが「鉄砲刀剣類登録証」
  • 登録証が無いまま所持を続けたり売買を行う事は処罰の対象となる
  • 所持していない場合は速やかに所轄の警察署の生活安全課へ相談しよう
  • 登録証を受け取ったら売却可能

特殊な買取不可事例

特殊な買取不可事例
以前に日本刀や刀剣を鑑定・買取に出したことがあると言うような方であれば、先に挙げたような注意点や相場価格、ランキングに挙げた業者等の情報をすでに把握していた方もいることでしょう。しかしせっかく立派な日本刀や刀剣を買取や鑑定に出したにも関わらず、買い取ってもらえない・買取価格がまったく付かないケースがあるのをご存知でない方も多いのではないでしょうか?これは当然あまりにも状態が悪いからといった単純な理由による買取不可を除いたものです。

日本刀や刀剣の正確な価値は我々のような素人には図り得ないことは分かりきった事実ではありますが、思いもかけずに自分の刀には価値が無いなどと告げられてしまっては、心が痛むだけでなく鑑定士の正しい意見を素直に受け取ることができずに口論等にまで発展してしまう可能性も十分に起こりえます。そのため事前に特殊な買取不可の事例に関してお伝えしておきましょう。

結論から申し上げると、先に紹介した「登録証と刀が一致していない」「登録証が改ざん・捏造されている」とみなされた場合買取が出来ないものとなります。

この2つの事例の内、登録証が改ざんされていた場合に買取ができないというのは想像には難くないでしょう。これは文字通り登録証に記載されている文字が、修正・追加・上書き等がなされていた場合に買取不可となる事例です。登録証無しには売買が禁止されているのは前述の通りですので、その重要な登録証に不備があるのでは買取が不可となることにはすぐにご納得いただけるかと思います。

さてややこしいのがもう一つの事例の、登録証と刀が一致しない場合です。そもそもとしてなぜこのような事態が発生してしまうのか気になってしまう方も多いでしょうが、この事例は2振り以上存在する刀の登録証を添付するタイミングで、知らずしらずの内に全く別の刀へ登録証を添付してしまった場合等に起こりうるものです。実際にこのような鑑定結果に遭遇してしまった場合には、冷静に鑑定士の方のお話に耳を傾けるのが最善です。

上記に挙げた登録証と刀の不一致を事前に確認するための対処として、事前に「長さ」だけでも買取・鑑定前に計測しておくことをおすすめします。「長さ」は刀の反対側である峰の棟まち(刃の一番下)から切っ先(刃の先端)までを指したものになります。簡単に言ってしまえば刃の峰側の端から端までを計測し、実際に登録証に記載されている「長さ」と照らし合わせることで相違が起きていないかの確認が簡単に行えるため非常におすすめです。

上記のような例で買取が行えない場合もあると把握しておくだけでも、いざ実際に自分の身にこのような事態が発生した場合にも冷静に対処できるため、頭の片隅にでもかまわないので覚えておくことをおすすめします。

日本刀・刀剣を買い取ってもらうには、それなりの準備が必要です。もちろん、リサイクルショップでも買い取ってもらうことは可能ですが、そこはやはり日本刀・刀剣買取専門店にお願いした方が高価買取をしてくれますし、刀に関する知識も豊富なため、安心して買い取ってもらうことができるため、おすすめです。

  • 登録証と刀が一致していないと買取不可
  • 登録証が改ざん・捏造されたもの(修正・上書き・追加など)は買取不可
  • 登録証と刀の不一致を防ぐには買取・鑑定前に刀剣の長さを計測しておくと良い

日本刀は京都が有名?

日本刀は京都が有名?
かつて多くの刀鍛冶が集まった、日本刀の聖地とも言うべき地域がありました。

相州、備前、山城、大和、美濃より良い鉄を求めそれぞれの地域に集まった刀鍛冶たちは腕を磨き競い合い、多くの日本刀をつくりあげました。

それぞれの地方特有の作風があり総称して五箇伝と言います。

現在の日本刀鑑定における有力な手掛かりとなっています。
そのうちのひとつである山城国が現在の京都です
京都には三条宗近や藤四郎吉光をはじめとする山城伝ゆかりの地が多くあります。

三条宗近とは?

三条宗近とは三条派と呼ばれる刀工集団の始祖であり、国宝の三日月宗近や小狐丸など数々の名刀を世に送り出した平安時代の名工です
京都府三条に住んでいたことから三条宗近と呼ばれ、公家の出身という説が有力ですが「石切丸」の河内有成と同一人物説や備前出身説などさまざま説が飛び交っています。
いずれにせよ、気品あふれる優美な日本刀を多数つくりだした名工であり、日本刀の歴史において重要な人物です。

三日月宗近とは?

天下五剣のうちもっとも美しいとされる三日月宗近は1951年の文化財保護法により国宝に指定されました。
三日月の名の由来は刃紋が三日月の形に見えることから
それまでは「五阿弥切」と呼ばれ、殺傷目的でなく魔除けや御守りとして作られた不殺の剣という説もあります。
あまりに長く反りも大きいため実践的でないとの理由からです。

小狐丸とは?

平安時代中期の作と言われています。
当時の一条天皇より依頼を受けた護り刀がなかなかできないと悩んでいた宗近は、稲荷神社に祈願を続けていました
その満願の翌日、大男が現れ合槌を振るい、太刀打ちを手伝ったところ願い通りの見事な日本刀が打ちあがったということです。
その大男は狐の化身、「小狐丸」の名の由来になっています。
能舞台「小鍛冶」に謡われている伝説です。
「小狐丸」は複数存在したと言われ、そのうちの二振は石切剣箭神社(大阪)と石上神宮(奈良)に所蔵されています。

藤四郎吉光の短刀

鎌倉時代中期の刀匠として名高いのが粟田口藤四郎吉光です。
粟田口は三条宗近も居を構えた地名であり、京都刀剣めぐりに欠かせない聖地としてすっかり有名になりました。
短刀作りの名人と呼ばれ、現存する多くの作品が国宝や重要文化財に指定されています。
豊臣秀吉が正宗、郷義弘と共に天下の三名工として藤四郎吉光の名をあげた話は有名です。

マニア垂涎!京都日本刀の旅

京都の日本刀と言えば山城伝、三条宗近や藤四郎吉光に由来する観光スポットは多く、日本刀だけで数日を過ごすことができます。
日本刀を巡る御朱印ツアーなども企画され、刀剣女子など老若男女問わず訪れる方がツアーを企画販売しているところもあります。

① 花山稲荷神社
三条宗近が「小狐丸」を打つときに参拝していた神社が花山稲荷神社です。
宗近の影響もあり芸や技の上達の御利益があるとされています。
人気の観光スポットです。

② 合槌稲荷神社
三条宗近が「小狐丸」を打つときに大男に化けて合槌を振るってくれた狐を祀った神社です。
民家に隣接する小さな神社ですが、「小鍛冶」と「小狐丸」の聖地として有名になり、参拝客が後を絶ちません。

③ 粟田神社と鍛冶神社
所在地の東山区粟田口鍛冶町という地名が示す通り、三条宗近を始めとする多くの刀工の集ったのが粟田神社の界隈。
神社境内中腹にある鍛冶神社は三条宗近と藤四郎吉光を祀った神社として多くの観光客で賑わっています。

④ 豊国神社と骨喰藤四郎
藤四郎吉光が薙刀を再利用した薙刀直シ刀として打ったのが骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)です。
斬る振りをするだけで骨まで砕いたというすさまじい伝説の残る名刀は、豊臣秀吉を祀った豊国神社所蔵となっています。
刀剣マニア必見の地、刀剣御朱印巡りの粟田神社からはバスで30分ほどかかります。

⑤ 藤森神社と鶴丸国永
伏見区にある藤森神社には三条宗近の弟子、五条国永作の名刀「鶴丸国永」が御神刀として奉納されました。
現在所蔵されてはいませんが、「鶴丸国永」ゆかりの神社として人気を集めています。

⑥ 建勲神社(たけいさおじんじゃ)
建勲神社は織田信長を主祭神とした神社で、北区の船岡山の中腹にあります。
この神社には信長の所有となっていた義元左文字が所蔵されています。
作者は不明であると言われてきましたが、正宗の弟子のひとり左衛門尉安吉の作品という説が有力です。
京都刀剣御朱印巡りの一社として多くの観光客が訪れています。

やはり外せない京都国立博物館

忘れてはならないのが京都国立博物館です。
絵画や彫刻の所蔵が有名すぎて所蔵する日本刀についてあまり知られていないのですが、国宝の太刀二振を含む数十もの日本刀が所蔵されています。
2018年9月には「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」と題した大規模な展覧会が催されます。

京都は日本の心の首都

東京に首都が移ってから久しいとはいえ、まだまだ日本文化の根源的な部分は京都を拠点としています。
そのひとつである日本刀の美術的価値は京都を中心としてこれからも高まっていくことでしょう。
今なお、京都山城伝の刀鍛冶たちは古来の技術を踏襲しつつ、より良い作刀に励んでいます。

日本刀買取業者を選ぶポイントは?

ここまで4つのカテゴリーごとにおすすめの日本刀買取業者、そして、日本刀や日本刀買取に関連する情報をお伝えしてまいりました。

人それぞれに、依頼を行いたい業者をというのは異なるかと思いますが、自分以外の人たちはどのようなポイントを重視して、日本刀の買取業者を選んでいるのかが気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回、「日本刀買取業者を選ぶポイントは?」という内容で、私の方で独自にアンケート調査を実施してみましたのでご覧ください。

日本刀買取業者の比較ポイント

一番多い投票数を獲得したのは、「正しく査定してもらえる」になりました。買取業者に正しい知識がなければ、かつての私のように、価値のある日本刀にも関わらず、ものの数千円という査定結果となってしまうことも起こり得てしまいますからね。

次いで、「買取方法が豊富」「知名度」「店舗へのアクセスの良さ」という順番に投票数が多い形となりました。日本刀も決して持ち運びがしやすいものではありませんから、手軽に買取が行えるかという点を重視されている方も多いようです。

また、その他には以下のような意見も見られました。

・古くからの知り合いに日本刀を専門に扱う古美術商がいるので、まずはその人物に相談する。

以上、アンケート調査の結果をお伝えしました。当サイトでは私が実際に買い取ってもらった業者をはじめ、各カテゴリごとに分けて日本刀・刀剣買取専門業者をピックアップし、それぞれランキング形式で紹介しています。業者を探しているときに見つけた情報もまとめてありますので参考にしてみてください!
きっと自分に合った日本刀・刀剣買取業者を見つけることができるでしょう。

日本刀・刀剣買取業者FAQ


身分証明書のほか、「銃砲刀剣類登録証」が必要です。鑑定書がある場合はそれもあわせて用意しておきましょう。


登録証を所持せずに刀を持ち運ぶことは銃刀法違反になりますので、注意してください。


最寄りの警察署にて発見届を提出し、各都道府県の教育委員会での審査を経て、登録証を交付してもらうことができます。


買取可能なケースが多くなっています。なお、素人による手入れは価値を損ねる原因にもなりますので、そのままの状態で査定を依頼しましょう。


業者によって異なります。


真剣は鉄でできているため、磁石で判別できます。磁石が付けば真剣、付かなければ模造刀です。


専門の鑑定士が一振り一振り査定します。もちろん金額に納得できなければキャンセルしてOKです。

 

 

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