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公開日:2020/01/01  

日本刀は変形していても買取可能?断られることもある?

日本刀を売る際、刃が曲がるなどしている場合は買取してもらえるのかどうか気になるという人もいるでしょう。ここでは、変形したものは売れるのかどうかや、断られることはないのかということについて紹介します。

そもそも変形している刀は買取可能なのか

中古品の買取というのは、基本的にその品物の状態が良いかどうかということが重視されることになります。ブランド品の場合は特にその傾向が強いですし、劣化や汚れがあると評価が下がってしまうことが多くあります。

しかし逆に、新品同様の状態であれば、お店からの評価も高くなるため査定額も高くしてもらうことができるのです。このことは日本刀についても同じことが言えますし、やはり状態が良いもののほうが高い評価を得ることができると言えます。

そのため、曲がって変形していたり折れたりしているものを売りたいと考えている場合は、お店に断られるのではないかと不安に思う人もいるでしょう。明らかに折れてしまった刀については、評価するのが難しいと言えますし、もし売ることができた場合でも査定額は低くなってしまうということが言えます。

しかし曲がっているだけという状態の刀に関しては、折れている場合とは事情が違い、売却が可能なケースも多くなります。なぜかというと、曲がっているだけであれば修理をすることで元のキレイな状態に戻すことができる場合があるからです。

すでに折れた状態の刀は修理で直すことは極めて困難ですが、曲がっているだけなら修復も可能なので、そのことを理由にお店から断られることは少ないと言えるでしょう。

状態がひどいものは断られる場合がある

日本刀は、曲がっている状態でも買取が可能な場合が多いということを先ほど説明しましたが、どんな状態でも必ず可能というわけではありませんし、場合によっては断られてしまうケースもあります。

それはどんな場合かというと、まず挙げられるのは「鞘に収まったまま1度も使ったことがなく、初めから曲がっていた」というケースです。刀というのは強い負荷をかけると変形するため、使用しているうちに曲がってしまうことがあります。

しかし鞘に収まったまま1度も使ったことがないのに曲がっているということは、強い負荷によるものではなく、刀の製造段階で何らかの問題があったということが考えられるのです。そうすると、あまりよくない製法で作られた刀だという判断がなされて評価が下がってしまうことがありますし、売却が難しくなることもあるでしょう。

次に挙げられる、お店に断られてしまう可能性があるケースは「変形の程度が著しくひどい状態にある」という場合です。変形と一口に言っても、よく見なければ分からない程度の曲がりというケースもあれば、原型をとどめないほどひどく曲がっているというケースもあるでしょう。

曲がりが比較的少ない場合はある程度高く評価してもらえるかもしれませんが、見るからに状態がひどいものは、査定額が大きく下がってしまったり断られたりする可能性が高くなります。そのため、曲がりの程度がひどいものは断られることを覚悟しておく必要があるのですが、どの程度までならOKなのかという判断はお店の人がするものなので自分で決めることはできません。

したがって無理そうに思える場合でも、とりあえずお店に持っていって状態を確認してもらい、お店の人に実際に判断してもらうようにするとよいでしょう。

お店の鑑定基準によっても判断が違うことがある

変形した日本刀は、その曲がりの程度によって買取可能かどうかが変わってきますが、実はお店によっても対応が違う場合があります。こうした中古品を扱っているお店は、それぞれ鑑定の基準が異なっているので、お店によって売却可能なケースとそうでないケースがあるのです。

そのため、あるお店に持っていったときは断られたのに、別のお店に持っていくとそれなりの査定額をつけてくれるということもあります。1つのお店で断られた場合でも、それで諦めるのではなく、2~3店舗ぐらいは回ってみるとよいでしょう。

それに、査定額についてもお店によって違うため、あるお店では30万円だったのに別のお店では50万円という評価を受けるということもあります。したがってより高く売るためには、複数の店舗で査定をしてもらって、一番高い査定額を出してくれたところに売るという方法をとるとよいと言えます。

こうしたお店は無料で査定してくれるところが多いので、気軽に査定をしてもらって、複数のお店を比較するとよいでしょう。

 

日本刀は、できるだけキレイな状態のほうが評価も高くなりますが、刃が曲がるなどして変形したものでも買取すること自体は可能な場合が多いと言えます。ただし1度も使ったことがなく初めから曲がっているケースや、変形の程度が著しくひどい状態にあるケースでは、査定額が低くなったり断られたりすることもあるでしょう。またお店によって鑑定基準が違うため、買取可能かどうかや査定額は、お店によっても異なるということが言えます。

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