日本刀の買取を考えたとき、どういった刀の種類であるなら高額の買取ができるのか悩む人は少なくありません。そのときにひとつの指標となるのが切っ先がどうなっているかという点です。では、どういった先端であれば評価が上がるのか、その特徴について紹介していきます。
良い刀の切っ先が持っている特徴
刀の買取を考えてみたとき、やはり高値で買い取ってもらいたいと誰もが期待するものです。しかし、刀について専門知識を持っている人ならまだしも素人の目からどんな刀なら高値で買ってくれるのか不明な部分が多いのも事実です。
実はどういった刀であれば高値なのかは、ある部分を見ることで判明できます。見るべき点というのは、刀の切っ先です。先端にある特徴があれば、それは良い刀、保存状態が素晴らしい刀として評価されます。それ以外であると少し評価は下がってしまうので、この点を見落とさないように注意しましょう。
では、どんな特徴があれば評価が高くなるのでしょうか。それは、刃こぼれがしておらず、良い状態が保たれているというものです。ある程度なら刀に精通していなくても、この点がどうなっているのかを理解はできるでしょう。
査定に出そうとしている刀の先端部分がどうなっているのか、まずは確認してみることをおすすめします。そこが刀の買取で評価が分かれるポイントとなるからです。
次に大切なのが、刀の先端がどれだけ綺麗な状態を維持しているかというところです。年代を重ねていれば渋みが色に反映されていますが、それが反映されすぎているとあまり評価が高くなりません。程よい色合いがとても大切になるのですが、この程よい味わいが良い刀の切っ先が持っている特徴のひとつと言えるでしょう。
刀の先端を良くして評価を上げるポイント
買取で大切になる良い刀の切っ先の特徴は、刃こぼれがしておらず良い状態に保たれているものがありました。これ以外にもいくつかの特徴がありますが、まずはこの点を認識し理解しておくことがとても大切です。
では、刀の先端を素晴らしいものにして評価を上げるにはどうしていく必要があるのでしょうか。こちら側で何かできることがあれば、それだけで評価が上がるので気になる部分ではあります。
実は、査定を出す前にあることをしておけばそれだけ素晴らしい刀として評価が高くなるだけでなく、査定額が上がる可能性が十分にあるのです。どうすれば評価が上がるのかというと、注意を払いながら汚れを取り除くことです。
市販で販売されている刀用の磨き用クリームなどを使って輝きを取り戻してあげるのです。もちろん怪我をしないように気を付けながら手入れをしてあげます。それだけでも大事にしていると査定してもらう側の人に意識付けさせることができます。
良い刀の切っ先をさらに理解するための秘訣
良い刀の切っ先の特徴として、刃こぼれがしておらず磨きがかかっているという点がありますがもちろんこれだけではありません。さらに買取時に評価を上げるための秘訣があります。
その秘訣というのは、切っ先から末の部分に至るまでの綺麗さを均一にするというものです。先端だけが異様に綺麗で、他はホコリがかぶっていたり、汚れが目立つようではもちろん評価を高く得るというのはできません。つまり切っ先だけが綺麗になりすぎていてもだめなので、この部分の秘訣を理解することにより刀に対する理解度が高いと査定スタッフから評価を得られるようになるでしょう。
また、刀の先端に傷が付かないよう特別に保護をするというものです。保護と言っても専門スタッフがおこなうようなものでなくても大丈夫です。三重ほどにした布を先端に巻き付けて保存するように心がけるだけで問題ありません。この手間をかけるだけで、刀の先端というものは良い保存状態を保つようにできるのです。
良い刀の切っ先が持つ特徴や、さらに評価を上げるポイント、理解しておいたほうが良い秘訣について知識を深めることができました。刀の全体が良い状態になっていたとしても、先端の保存状態がどうなっているかで評価は大きく変わってきます。
買取をする場合には査定スタッフは必ず良い刀の評価となる切っ先を確認しますので、その点を意識することが何よりも大切になります。この部分を理解しているかどうかで、刀に対する愛着がどれほどあるか査定スタッフが見定めるので十分に注意をしましょう。