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公開日:2021/12/01  

高価買取が狙える槍にはどんな特徴がある?買取依頼する前に要チェック!


相続や掃除の際に、倉庫や物置から槍が見つかったという場合があるかもしれません。現代では実用品でなく観賞用として用いるしかないので売却したいと考える方もいるでしょう。この記事では、高価買取が期待できる槍の特徴や事前にチェックしておくべきポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

槍とはどのようなもの?

まず、槍がどのようなものをいうのか確認しておきましょう。槍を一言で表すのは難しいのですが、簡単に説明すると「打柄と呼ばれる長い柄の先に先を尖らせた金属製の穂を取り付けた刀剣」といわれています。一見すると日本刀とは別物に思えますが、広義では日本刀と同じ「日本国内で作られた刀剣類」です。

槍は「人類最古の武器」とされており、非常に長く深い歴史を持ちます。構造や形状などの種類は多岐にわたり、槍の特徴である長さひとつとっても、6mを超える長い槍もあれば1m程度の比較的短い槍もあります。刃の形状も「十字槍」や「三叉槍」などさまざまです。

槍の分類を確認しよう!

槍は「長さ」「穂」「柄」といったポイントで分類されます。細かく内容を見ていきましょう。

■長さによる分類

槍は刃の長さが1尺(約30.3cm)から2尺(約60.6cm)が平均とされています。刃の長さが2尺を超える槍は「大身槍」(おおみやり)と呼ばれ、中には刃の長さが4尺(約120㎝)を超えるものがあります。刃が両刃の大型であるため重量があり取り扱いが難しく、相当な技術と筋力が必要になるでしょう。

■穂による分類

穂とは槍の刀身部分のことで、形状が片刃の「菊池槍」、両刃でまっすぐな「直槍・素槍」、両刃に鎌と呼ばれる枝刃が張り出す「鎌槍」などがあり、ほかにも実戦に応じて多彩な発展を遂げています。

■柄による分類

柄とは槍の棒(持ち手)のことで、手で握りやすいように取りつけられています。槍を突くときの摩擦を和らげるために生まれた「管槍」(くだやり)や、防御力を備えるために持ち手に十手のような金具が付けられた「鍵槍」(かぎやり)など、柄自体の機能も高められていきました。

高価買取が狙える槍にはどんな特徴がある?

槍も日本刀などと同様に高価買取されるものがあることをご存知でしょうか。ここでは槍が高く売れるかどうか判断するポイントを紹介します。ただし、ポイントの判断は難しく、誰にでも判断できるようなものではありません。

■在銘か無銘か

所持されている槍が在銘か無銘かを確認しましょう。確認方法は日本刀のような刀剣類と同様で、「登録書か鑑定書を確認する」もしくは「茎(なかご)を確認する」方法の2つがあります。簡単にできる方法は鑑定書を確認することで、鑑定書があれば無銘であってもどの刀工が作ったものか記載されているでしょう。

また「保存刀剣」といった刀剣のランクを確認できるかもしれません。仮に保存刀剣としてランク認定されていれば高価買取の可能性が高まります。鑑定書がなければ茎(なかご)を確認する方法になりますが、目釘を外し、柄を外した部分で銘の確認ができます。

分解する工程が必要になるので素人が判断するのは非常に困難だといえるでしょう。もし槍に登録証が無ければ銃刀法違反になり所持しているだけでも違法になります。この状態だと買取業者へ槍の買取をしてもらうことができないので、登録証の有無は必ず確認してください。

■入手した経緯

高い価値を持つ骨董品全般にいえるのですが、高額で取引されるものは然るべき正規のルートから見つかることがほとんどです。収集家のコレクション内の逸品であったり、家系に身分の高い大名や武将がいたりすると高価買取の可能性がグッと高まります。オークションサイトや骨董市で出品されていることもありますが、素人目で高額な槍かどうか判断することは難しく、そう簡単に高額商品が見つかるものではありません。

槍の売却先選びのポイント

まず、素人が自力で槍の適正な買取価格を調べることは不可能だといえるでしょう。理由は、作品の知識と相場を知っている必要があるので、オークションや骨董市などに出入りしているような人や学芸員でなければ分からないからです。

そこで、手間をかけずに槍の売却先や売却価格を知るためにオススメな方法が「骨董品買取業者」に依頼することです。骨董品買取業者は刀剣類の買取も行っているので、専門の鑑定士がいる買取店に相談するのがよいでしょう。写真を撮影してメールで送るだけでメール査定をしてくれるところもあるので有効活用しましょう。複数の買取業者に査定を依頼すれば素人でも槍の価値や大まかな価格を知ることができるでしょう。

まとめ

この記事では槍がどのようなものか分類や特徴を解説し、あわせて高価買取が期待できる槍の特徴や判断方法を紹介しましたが、素人では槍の価値や買取価格を判断することはとても困難です。適正な価値や価格を知るためにメール査定などを利用して、骨董買取業者に査定してもらうとよいでしょう。

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