家の大掃除をしている時や先代の遺品整理をしている時などは、思いもよらぬ物がでてくることもあります。物によっては価値のあるものもあるため、どのように処理したらいいかわからず悩んでしまう方もいるでしょう。
ですが、物によってはゴミとして捨てられないものもあり、簡単には捨てることもできず困ってしまうケースもあります。
ですが、査定をしてもらい買取という方法もあるため手順をふんで対処することが大切です。
所轄の警察署に連絡を入れてみる
長年、住み続けている家においても自分の把握していない物が大掃除の時にでてきてしまうこともあります。また、先代からの遺品整理において予期せぬ物もあるでしょう。それが日本刀のたぐいだとどのように対処していいかわからないという場合もあります。刀でない、普通の物ならばいらないものに関してはゴミとして捨てるという選択肢もありますが、刀の場合には、粗大ごみとして捨てるわけにもいきません。
また、価値のある物の可能性もゼロではありません。貴重な物であるなら、できれば査定や買取をしてもらうという選択肢を選ぶということも大切です。
ただし、廃棄したい場合などは、所轄の警察署に連絡を入れてみましょう。連絡をいれずに警察に持ち込んでしまうと拘束、逮捕のリスクもでてきますので、最初に電話連絡をいれることが重要なポイントです。電話をすることで確認事項として刀剣類発見届を届け出るようにいわれるため、警察署に刀を持参して、それがでてきた経緯などきかれます。その後発見届の記載、提出後刀剣類発見届出済証が交付されます。
その後は銃砲刀剣類登録の審査があります。この審査を問題なくクリアできれば、持ち込んだ刀に関して所有や売却、譲渡などが可能になりますが、費用で6300円かかるため注意も必要です。仮に認められなかった場合には、警察側で没収、廃棄処分となる点も覚えておきましょう。
美術品としての刀は買取してもらおう
素人では日本刀の価値は、判断がつきません。警察できちんとした手続きで美術品として認められた場合には、その後買取業者で査定を行ってもらうというのも一つの方法です。プロの目で判断することで、所有者にしてみれば思いもよらない価値がある可能性もでてきます。価値がどの程度か、金額的にはいくらぐらいなのか、プロの査定できちんとした価値を見出すことによりそれを買取してもらうか、そのまま自宅で所有し続けるかなどの判断をしてみることが大切です。
ただし、所有する場合には、手入れなどもきちんと行う必要がありある程度手間もかかります。きちんとした状態で保存し続けるというのは、それなりに大変なものです。そのような点も考慮すると、査定後、金額的に納得のいく額を提示されたなら買取を選択するというのも有効な手段といえるでしょう。
ただし、業者といってもさまざまです。いくつもの業者が存在するためどの業者に依頼するか悩んでしまう方もいるでしょう。業者によっては査定額などに差が生じる可能性もでてくるため、できるだけ信頼できる業者を選ぶことも必要です。
買取業者の選び方も重要なポイント
刀を買取してもらう場合には、できるだけ信頼のできる業者を見つけることが重要です。業者と一口にいってもさまざまです。中にはいい加減な業者がいる可能性もゼロではありません。ましては、刀に関して買取をしてもらうというのは、それほど頻繁な出来事でもないため業者との面識がない方も多いでしょう。近所の方や友人、知人などに相談してもいい業者を知っているとは限りません。
そのため、インターネットなどを通じて自分で業者に関してある程度調べることも必要です。ネット上で検索すればいくつもの業者が検索できるため、その中から選ぶようにしましょう。また、業者ごとの特徴などもチェックしてみることが大切です。
業者の選び方としては、実績のある業者や老舗の業者などがおすすめです。長年、買取を行っているという場合には信頼できる業者である可能性が高い点から、実績や老舗な業者を探してみるといいでしょう。
それ以外にも近年では、メディアに多く取り上げられている業者なども存在します。メディアに取り上げられるということは、注目度も高く信頼度なども比較的高い傾向もあります。そのようにある程度長年の実績、注目度の高い業者などに査定を依頼して買取をしてもらうといいでしょう。
日本刀などめったに自宅などからでてくるものではありませんが、古い家や先祖代々続いている家屋など住んでいる場合には、遺産として引き継ぐ場合もあります。きちんと登録証などがあるかどうかの確認をして、ない場合には、警察署に届け出る、手続きをすることが重要です。
また、美術品としてどの程度の価値があるかにもよりますが、できれば信頼できる業者に査定を依頼して、どの程度の価値があるのか査定してもらいましょう。金額などがわかり、納得のいく額ならば買取をしてもらうという選択をしてみるのも一つの方法といえるでしょう。