一般的に日本刀は専門の業者へ査定をしてもらい買取依頼をしますが、そこでも価値がなく、只の鉄として判断されてしまった時に気になるのが売ることが出来るかです。
実は、鉄も鉄くずとして買い取ってくれる業者などがあって、通常の鉄くずを色々買取しています。
スクラップ工場に出すと買取してくれる鉄
自宅などで不要になっている鉄も実はスクラップ工場などで買取をしています。ここでは様々な金属を買い取ってくれます。スクラップ工場は何だか怖いイメージもありますが、そんなことはなく親切で愛想よく対応をしてくれます。
買取では計りで重さを計算してその場所で現金で支払いをしてくれますが、その金額はそのときの相場によって値上りしたり値下がりします。また、場所によっても価格は違ってきます。 やはり本来の日本刀の買取よりは安くなることは避けられません。
ちなみに売却するのも面倒で、買い手を探すのも手間がかかって処分する方法も出来ない場合は管轄の警察署で処分してもらうことも可能です。ただ、これは廃棄処分となってしまい、貴重な日本の美術品が消えることにもなりかねません。
もし価値があるものだと自分だけの損ではなく、日本だけでなく世界の損失にもなるといっても過言ではないです。現代は日本だけでなく海外でも日本刀の魅力にひかれている人は多数いて、良い物は高額で取引されています。
不要になったからといって処分してしまうよりも専用の買取業者へ依頼をして、そこからそれが欲しいという人の手へ渡るようにした方が良いです。その方がよほど手間もかからず、自分が思っている以上に高額になる可能性もあってそのお金を他のことへ使うことも出来ます。 古く家屋や蔵から出た時にも、まずは査定依頼した方が良いです。
日本刀が出てきたときの処分方法とは
古い蔵などから日本刀が出てきたときに、ゴミで出したくなりますが自治体では回収を行ってなく金属などの不燃物として一般ごみでは捨てられません。
まず、日本刀は銃砲刀剣類登録証というものが1本1本に対して発行されていて、これは一般人でも美術品として所持してよいという証明書で各都道府県の教育委員会が発行してます。登録証があるときは名義確認をしてから、必要次第で変更を行います。処分をするときは警察署に依頼すればそのまま廃棄してくれます。
また、家を整理していて見つけたときには発見届も発行してくれます。日本刀は所持することに資格や免許は不要で持っていっても逮捕されることはありません。この発見届が発行されると各都道府県の教育委員会にて、美術品として認定されるか審査があってそれが通ると登録証が発行されます。
新規登録は1本が6,300円、登録証を紛失してしまった再交付の場合は1本3,500円です。審査会の開催頻度は各自治体で違い3ヶ月に1回や年に8回など色々で、審査が終わるまで発見届があれば不当所持にはならず審査は本人確認のために身分証明書が必要です。
通過すると無事登録証が発行されて所持していても罰せられることはなく、自分の所有物で売ることも出来ます。反対に審査に通過しない場合、美術品の価値がないことになり残念ですがそのまま処分となります。この場合は諦めるしかありません。
日本刀は処分よりも売却の方がおすすめ
日本刀を売却出来るところは限られていて、リサイクルショップだと取扱いしてないことが多いですが、専門に買い取ってくれる業者もあります。遺品整理などで日本刀が出てくる事は珍しいことではなくて、依頼に応じて鑑定などもしてくれます。破棄処分をするにも、手間や手続などが必要ならお金も得られる可能性も高く、処分も出来る買取の方がメリットは大きいです。
昔から保管されていると状態が悪くなっていることも高いですが、鍛え傷や錆びのある刀があっても珍しくありません。そのような状態が悪い場合でも専門業者だと買い取ってくれることは多いです。
どうせ売れないからといって廃棄しようと勝手に判断するよりも、どのような日本刀でもまずは査定依頼をするのがおすすめです。 日本刀の売却では登録証が必要で、形見だった刀が登録されてないなら先に届出を出してからでないと正式には買取が出来ません。
廃棄や売却など、どの処分でもまずは自分が持っている刀が登録をきちんとされているかを確かめることが重要です。 専門の業者はいくつかあって既に刀剣商として長い経験があって、信頼できる目利きを行っているところも少なくないです。
もし最上作や最上大業物だと高額な査定金額も期待出来ます。来店や出張訪問だけでなくオンライン査定や、宅配買取に業者の交換会、オークション代理出品などもあってより高額で買取を希望している時や、早期に現金をしたいなどその時の希望によって選ぶことも出来ます。
日本刀は、普通は鉄として売ることは出来ません。処分するにも警察で廃棄してもらうことになります。廃棄してもらうと価値がある物でもそのまま処分になるので、その前に専門の業者へ査定を依頼して本当に価値があるかを確認してからでも遅くはありません。