Skip to content
公開日:2019/05/01  

買取に出す前に自分の刀の価値を知る方法

古い家柄で大体受け継がれている刀などがあると、一体いくらぐらいの価値があるか知りたくなることもあります。

ここでは買取に出す前に価値を調べられる方法を紹介しています。

高くなると銘柄や加工によっては100万円以上になる物もあり、古くから名刀とされてきた品も多くてコレクターの間でも人気です。

 

専門店で鑑定を受ける方法について

刀の価値を調べるときに、最も手軽で利用しやすいのは専門店で鑑定を受けることです。全国に取り扱っている店があるので、地方でも買取の相談をしている店を見つけることは簡単です。

店によってそれぞれ特徴があって、鑑定のレベルや営業の形にも違いがあります。安い買取を避けるには複数の店で鑑定を受けて金額を比較したり、根拠もしっかりと説明してもらうと良いです。

専門店には大きく2つのタイプがあって、買取と販売を行う店と買取だけ行っているところです。どのタイプでも専門に鑑定を行うスタッフがいて色々な刀剣の鑑定をしています。

販売もしている店だと繁華街などにあることも多く、店内に展示しているショーケースが設置されていることも珍しくないため、店を訪問した人が古い品を見てその魅力も目で確かめることも出来ます。 買取だけ行っている店だと必ず店舗があるわけではなく、インターネットなどから取引を行っていたりします。

専門店だと鑑定のレベルも高く、刀は古いと平安時代以前に作られたものから江戸時代の比較的新しいものまで幅広いです。古くから刀工は日本全国にあって、各地で特徴があるものが作られてきました。

多種多様な刀を見分けて市場の価値に見合った金額をつけるのが鑑定士の役目です。 簡単な査定だと費用がかからないこともありますが、登録証がなくて直ぐに売れない状態だと査定を受けられないこともあるので要注意です。登録証は売る時は必ず必要なので、予定があるときは事前に用意しておくと安心です。

 

一般的な骨董品店で査定してもらう方法

一般的な骨董品店でも行っていることもあって、持っている品にどのくらいの価値があるか知りたいときはここで相談することも可能です。骨董品店は専門店よりも多くて、古い民具や古書などを買取をしている店でも刀を取り扱っていることは多く比較的見つかりやすいです。

掛け軸や茶道具などと同じ骨董品として買い取ってくれることが殆どで、目利きが効く鑑定士がいると刀についてもかなり詳しく正確な鑑定をしてくれますが、中には詳しくない店もあります。鑑定を行う専門のスタッフがいるかなど店を選ぶときのコツになります。

骨董品店だと鑑定をその場でしないで、他の店に依頼したり信頼できる専門店を紹介してくれることもあります。結果がわかるまで少し時間がかかったり、後日他の店に行ったりと手間がかかることも珍しくないです。

ただ、色々な取引ルートがあるので紹介でも、自分で店を探して依頼するより早く専門店が見つかる可能性はあります。様々な品を買い取っているので、蔵の整理などで出てきた古いものを纏めて売りたい時は便利です。

専門店だと基本的に刀しか扱わないので、古い家具や道具などは通常だと取引してくれません。 それと比べて骨董品店は纏めて取引をすることが出来るので、交渉次第で査定額も相場よりも高くなることもあります。通常の店だと対応が難しい模造刀なども売却することが出来るのがメリットで特徴といえます。

 

オークションの情報をチェックする

お店に行く時間が無い時や見つからない場合は、自分でオークションサイトなどを使って調べることも出来ます。オークションでは色々な日本刀などが出品されていて、自分が持っている品と同じ物が見つかれば大体の価値は知ることが出来ます。

オークションは持ち主がそれぞれ自分が持っている物を売るために利用することが多いので、丁度良く同じ物が出品されているとは限りません。 オークションで価値を調べるときは、出品価格と落札価格を見ます。

出品価格は最初に設定している最低価格で、入札者が増えるごとに上がっていくことが殆どで人気があると、出品された時よりも金額が高くなって最も高く入札した人が落札します。落札の金額を見ることで人気があるかや、どのくらいの金額がつくかもわかります。

落札されてない品だと、実際にどのくらいの金額で落札されるかわからない状態ですが、これでも最低価格の出品価格を見ることでも参考になります。 通常は最初の金額から下がることはないですが、買い手がずっとつかないで売主が後から価格を下げて再出品することもあります。

その場合を除けば、大体の市場価格はイメージ出来ます。 模造刀なども出品されていて、店での鑑定をしていない品だと正確な市場価格がわからないこともありますが、オークションなら落札価格を見ることで大体の買取金額の検討がつきます。 また、店で買取を拒否された品でもオークションだと出品することも可能です。

 

持っている刀の価値を調査する方法を、手軽なものから紹介しました。古くから名刀として重宝されてきた品も多くて、コレクターにも人気があるので価値を知っておくと店との価格交渉でも役立ちます。

付属品や登録証など必要な物を揃えてから鑑定書を作成すれば、より価値が上がります。後悔しないためにも時間をかけて調査はしておいた方が良いです。

よく読まれている記事