近年、インバウンドの影響もあり、海外の方が日本に多く観光で来ています。
日本の空港には様々な世界各国の空港と結ばれており、手軽に日本に来ることが可能になっていることも、人気の理由に含まれます。
多くの日本固有の物がある中で、日本刀はとても人気が出てきており、母国に持って帰るという方も実際数多くいます。
日本刀の価値
日本刀は元来、日本固有の鍛冶製法で製作されており、刃物類自体は古墳時代から存在していたとされています。
そして、これには様々な種類が存在していて、上古刀とよばれるものなどがあります。
またそれと同時に、それらを扱っている店舗も非常に多く、人気が高いものであると理解できます。
値段は、一般的なものでおよそ50万円以上、種類によって大きく異なるためある程度金額に幅があります。
中には数百万円を越えるものなどもあり、一度刀の魅力にはまると中々抜け出せなくなると言えます。
それでは順番に、実際どれくらい人気があるかということを検証していきましょう。
日本刀の人気には、日本ブームが関係している
大変人気になってきている背景には、日本という国自体の魅力が高まっていることが挙げられます。
日本家屋や日本食、さらには日本人の生活様式なども徐々に世界中に広まってきており、その中でかなりの人気を誇っています。
1つ目に挙げられるのは、とても精巧に作られているという点にあります。
日本以外にも刀(ナイフ)は存在しますが、日本ほど緻密に作られたものはないと言えます。
刀の刃自体の切れ味だけではなく、持ち手の部分にも使用する人の気配りが施されている点も、外国人を魅了する要因の1つです。
持ち手部分は柄と呼ばれており、木製で製造されているものが殆どです。
そして、柄を覆っている柄糸若しくは柄巻と呼ばれるものも、柔らかい生地で巻かれているため、手が傷つきにくいように加工されています。
また、これを巻くことによって、滑り止め防止の効果もあるので、正に一石二鳥であると言えます。
刃と柄の境目を鐔と呼ばれるもので分けられています。
これにより、刀を振り絞る際に、適度な力加減で刀を振ることができます。
そのため、単なる飾りとして付けているのではなく、実利に叶ったものとして十分に機能しています。
では次に、日本の歴史背景や日本と海外の刀の違いを考えてみることにしましょう。
刀自体は昔から製造されていたという記述がある
導入文でも少し触れたように、刀は古墳時代から製造されていたという記述が残されています。
実際、日本刀という名称で製造され始めたのは平安時代とされており、この頃からすでに世界の研究者などが外装や容貌などの美しさに太鼓判を押していたと言われています。
また、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて、重要な輸出品の1つにも選ばれていました。
日本人にとって、太刀などといった言葉で世に広まっていったという背景があり、江戸時代頃から普及していったと考えられています。
一方で、ソードと英語で呼ばれている刀は、一般的には刃と柄を分けるところが横長になっており、形が菱形のようなものが多く存在します。
そして、刃自体が中心に向けて膨らみを増すように設計されていることから、根本的な相違があると言えます。
さらに、日本は歴史上長い間刀を主とした争いを繰り広げていたという事実に対し、西洋では主に大砲や鉄砲などといった器具で行われていたという大きな違いもあります。
これにより、海外の方が余り触れてこなかった刀自体の魅力を、より深く知りたいという考えが強まってきているとも考えられます。
日本刀を販売している店舗は沢山ある
昔から刀を扱っている店舗は数多く存在しており、その中でも豊富な種類を揃えている老舗が人気傾向にあると言えます。
また、通販も可能な店舗も増えてきており、気軽に検索や注文が行えます。
また、名前は勿論のこと、刀の長さや何年製のものかということが分かりやすく表示されているサイトが多くなっています。
さらに、英語表記に対応している店舗も存在しているので、海外の方も安心して刀のショッピングを楽しむことが出来ます。
実際の店舗に足を運んで、自身の目で確かめてから購入することも可能です。
そこで気に入ったものが見つかれば、遠慮なく相談してみることが大事になります。
また英語が堪能な刃物店もあるため、躊躇わずに質問することが出来ます。
長刀から短刀まで幅広いラインナップを扱っている店舗に出向くことが非常に重要で、店舗によって値段が異なっている場合がよくあるからです。
なので、数店舗回った後に、最終的に購入するところをしっかりと検討することが必要になります。
これらから、今後も日本刀のみならず日本自体のブームは継続されるものと考えられます。
さらに、東京オリンピックや大阪万博などの後押しによって、益々期待されるものとなっていきます。
そして、日本自体の価値を向上させていく為にも国として認可されるよう、国の観光政策も動き出すと考えられ、国際化がこれから進んでいくと言えます。
日本人も日本刀に興味を持ち、海外の方との積極的な交流を行うことが重要です。