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公開日:2020/06/01  

刀と太刀では買取金額の相場に違いは出るのか

歴女なども現れるようになり、骨董品としての価値もある日本刀に興味が出て、コレクションすることもあるでしょう。持っているものを査定に出してみましょう。もちろん、種類によって相場が違うのです。これは査定するスタッフによる目利きの問題ではなく、年代別であったり、査定に出した際の状態でも違いがあります。

安くても100万円ほどが相場になっている

日本刀と一口にいってもピンからキリまであり、買取サービスを利用するにしても、査定内容に納得もすれば不満げな声もあがるようです。それは、保存状態によって大きな開きが出るともいいます。では、刀と太刀、この異なる種類においても買取金額の相場に違いは出るものでしょうか。

まずは、自分が持っているものについて知ること、調べることもおこないましょう。太刀の特徴は、片刃で反りがあり、平安時代後期から室町時代にかけて作られています。刀身の長さは70cmから80cmですが、その長さによって大太刀・太刀・小太刀に分類できます。長いものでは90cmもあり、柄まで入れると1m超というものです。

ちなみに、日本刀には作られた年代別に、古刀・新刀・新々刀というように分類されているのですが、このうちの古刀が平安時代末期から作られており、その多くが太刀という種類になります。買取価格の相場に違いが出るのは、この年代での違いもあるのです。

長く反りがある古刀に分類される太刀は、安いものでも100万円ほどであり、相場としては300万円といわれています。これが名刀であったり伝説的なものなら、さらに買取価格も高くなるようで、なかには1000万円を超えるものもあるようですが、国宝級となるのはほんの一握りです。

安くて10万円ほどが相場になっている

日本刀としての種類には刀があり、買取金額の相場に違いは出るのでしょうか。刀は、平安時代末期ではなく、室町時代の中期から江戸時代の末期までに作られた日本刀になります。専門用語では「打刀」と呼ぶ者もいるようです。

一般的に日本刀として周知される種類でもあり、時代劇などのドラマなどで使われる小道具もこの種類が多いようです。特徴としては、刃身は60cmと短めで反りも小さく、敵に遭遇してもすぐに鞘から抜けるような長さに仕上がっています。

ちなみに、刀を購入する場合、江戸時代以降の刀である打刀の標準価格が目安とされており、100万円だといいます。もちろん、大業物や鑑定書などが付帯されるならば、さらに高くなるようです。

ですから、専門店などで購入する際には100万円を目安に予算を考えておくのも賢い買い方でしょう。ということは、利益も出さなければならないため、買取価格はそれよりも低くなるのではないでしょうか。

もちろん、安いイコール劣っているわけではないのも事実で、歴史や伝説などが加味されています。年代別でいえば、古刀でなく新刀に分類されます。江戸時代以降の新刀は安いもので10万円ほどですが、100万円ほどが相場になります。こちらも、切れ味や銘によってはさらに高く設定されています。

長さは相場とはあまり関係がない

相場に違いが出ることが分かったとして、自分が持っているものの価値を調べることもあるでしょう。手軽で利用しやすいのが専門店であり、鑑定を受けることにもありますが、複数店で鑑定を受けて価値を比較したり、根拠についての説明も受けましょう。

鑑定歴が浅い者もいますから、間違いのない鑑定結果を選るには、複数店をまわることにもあるでしょう。種類によって美術館や博物館で展示されるほどの価値の高いものもあります。もちろん、古刀であるから価値が高いわけではなく、現存する数が少ない希少価値の問題が大きいのです。

また、気になるのは刀身の長さによって相場が違うのではないのかということもあるでしょう。短いなら安い、長いなら高い、そうした価値観を持つのも実情です。刀身が短くなったのは新刀、新々刀、現代刀などの年代からですが、刀身の長さだけでいえば差ほど関係ないといわれています。

買取価格というのは、保存状態によるところが大きいようですが、市場相場から割り出されています。数字の振れ幅も大きく、相場を把握しにくいのも事実であり、価値はあらゆる要素で大きく変わることも知っておきましょう。だからこそ、実績で選び、価値を調べてから査定をしてもらい、納得できれば売買契約を結びましょう。

 

もしも、刀と太刀を持っていたとして、専門店に査定に出すこともあるかもしれません。現金が必要になることもあれば、売買契約を結ぶことになります。しかし気になることは、この異なる種類では買取金額の相場に違いが出るのか、という点です。

相場というのは、年代別でも変わってくるため、やはり違いは出るようです。安いものでいえば100万円ほどの違いにもなり得るようです。納得ができない場合には、価値をしっかり鑑定してもらいましょう。

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