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公開日:2021/10/01  

業者へ売却する前にチェックしよう!日本刀買取時の査定基準とは?


日本刀を売却する前には、事前に査定の基準について詳しく知っておきましょう。査定の基準を把握していないと、知らず知らずのうちに価値を落とすようなことをしてしまうかもしれません。この記事では、日本刀の売却の方法から査定基準まで細かく紹介します。日本刀を高価買取してもらうためにも、ぜひ参考にしてください。

日本刀を売却する際に用意するべきもの

日本刀を売却する際は、「銃砲刀剣類登録証」「身分証明書」「日本刀本体と付属品」の3点が必要です。それぞれ、なぜ必要なのか見ていきましょう。

銃砲刀剣類登録証

銃砲刀剣類登録証には、人間でいう戸籍のような役割があります。登録証のない刀を所持することや売ることは、法律で禁じられているため、必ず用意しましょう。また相続などで刀を受け継いだ場合は、銃砲刀剣類登録証を所持していないことも考えられます。

万が一、銃砲刀剣類登録証を所持していない場合は、速やかに警察の生活安全課に連絡をしてください。生活安全課に連絡することで、刀剣類発見見届出済証を交付してもらえます。交付から20日以内に、住まいの地域の教育委員会の審査を受けることで、銃砲刀剣類登録証を発行してもらえます。また、銃砲刀剣類証明書の発行には、6,300円の料金が必要なので、用意しておきましょう。

身分証明書

日本刀などの古物を買取る際は、相手の身分を確認することが法律で定められています。そのため、身分を証明できる保険証や運転免許証を用意しておきましょう。また、日本刀は古物に分けられ、未成年者は売却できないので注意しましょう。

日本刀本体と付属品

日本刀を売却する際は、本体だけではなく付属品も用意することがおすすめです。付属品を用意しておくと、日本刀単体で売るよりも高い買取価格がつくことがあります。日本刀の代表的な付属品は「拵」「小柄」「笄」「目貫」が挙げられます。そのほか、鑑定書などがある場合は、用意しておくと高価買取が期待できるでしょう。

日本刀買取時の査定基準とは?

日本刀の買取時の査定は、さまざまな要素が関係します。査定基準を知っておくと、売却の際に騙されたりトラブルに巻き込まれたりする心配もありません。査定の基準となる4つの要素を紹介するので、覚えておきましょう。

制作年代

日本刀は、制作年代が古いほど高価買取が期待できます。日本刀が作られた時期は「上古刀」「古刀」「新刀」「新々刀」「現代刀」の5つに分けられます。5つの中の一番高く売れる可能性があるのは、上古刀です。「新刀よりも古刀のほうがよい」と覚えておくといいでしょう。

作者や流行

人気の刀剣には、歴史上多くの名工と呼ばれている刀工が存在します。そのため、買取の際は、刀を作った作者が大きく影響します。そのほか、人気アニメや映画などに、刀剣がモデルとして使われている場合は、高価買取が期待できます。時代によって流行は変動するため、流行っている刀が手元にある場合は、早めに売却することがおすすめです。

日本刀の出来

日本刀の出来とは、日本刀に名物や業物、位列が入っていることを指します。名物とは、享保名物帳に記された作品であり、江戸幕府8代目将軍徳川吉宗の日本刀に対する想いが込められています。享保名物帳に記された日本刀は約250振しかないので、高価買取が期待できます。

業物とは、切れ味のよい刀剣のことを指します。業物は「最上大業物」「大業物」「良業物」「業物」に分けられており、最上大業物がもっとも切れ味のある刀です。証明書などに記載されていることがほとんどなので、買取に出す際は、一度確認しておきましょう。日本刀の位列とは、日本刀の等級のことを指します。位列は「最上作」「上々作」「上作」「中上作」「中作」に分けられており、最上作がもっとも価値のある日本刀です。

日本刀の保存状態

日本刀の保存状態は、買取価格に大きく影響します。基本的には疵や錆がないほうが価値は高いといわれています。しかし新刀以降の刀は疵や錆が味と評価されることがあるので、あまり保存状態は重視されません。そのため、疵や錆がある場合でも、触れずそのまま査定に出すようにしましょう。

日本刀を高値で買い取ってもらうために意識するべきポイント          

日本刀を高値で買取ってもらうためには、なるべく早めに買取ってもらうことがおすすめです。なぜなら日本刀の素材は鉄なので、どれだけ名刀であっても錆びてしまいます。こまめに手入れをすることで対策もできますが、素人が手入れを行うと、刀剣に疵をつけてしまう恐れがあります。買取に出す前に刀を手入れしたい場合は、必ず専門的な業者に頼むようにしましょう。

また、日本刀を買取に出す際は、専門知識のある店で買取ってもらうことがおすすめです。骨董専門店などに査定してもらうと、刀剣の価値をしっかりと見てくれるでしょう。骨董専門業者を選ぶ際は、刀剣評価鑑定士が在籍している場所を選ぶと、より正確に査定をしてくれるでしょう。

 

日本刀を売却する際は、「銃砲刀剣類登録証」「身分証明書」「日本刀本体と付属品」の3点が必要になります。銃砲刀剣類証明書を持っていない方は、発行しておくようにしましょう。また、刀の査定基準は、作者や制作年代など、さまざまな要素が関係しています。そのため、買取に出す際は、刀剣評価鑑定士が在籍している骨董専門業者に買取ってもらうことがおすすめです。

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