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公開日:2023/07/15  

刀剣マニアの憧れ!5億の値がついた名刀・山鳥毛の魅力とは?


太刀や大太刀、脇差それ以外にも、日本刀にはさまざまな種類が存在します。値段も、手が届きそうなものから、驚くようなものまで、一様ではありません。この記事を読んでいる方、刀剣マニアの方で「名刀・山鳥毛」のことを知らない人は少ないでしょう。今回は、この名刀について深堀していきますので、ぜひ参考にしてください。

名刀・山鳥毛がもつ魅力とは?

名刀・山鳥毛は刀剣マニアでは、この名を知らない人はいないほど、日本最高額の名刀です。そこでこの項目で、名刀・山鳥毛の特徴や作者、また名称の由来など詳しく解説いたします。

名刀・山鳥毛の特徴とは

「名刀・山鳥毛」の正式名称は「太刀 無名一文字」で、戦国武将の上杉謙信が愛した名刀です。

・刀長 79㎝
・反り 3.2㎝
・元幅 3.5㎝
・先幅 2.2㎝

サイズは上記のとおりで、鳥の羽毛のような変化の激しい刃文が特徴です。また、手元の部分に刃こぼれが見られることから、戦で使用した可能性もあります。さらに、人気ゲームに実装されたことも相まって、脚光を浴びた、刀剣マニアには憧れの名刀です。

作者や、名称の由来

名刀・山鳥毛の作者は、数多くの名刀を、この世に誕生させた福岡一文字派と伝えられています。福岡一文字派は、鎌倉時代中期に備前国福岡で活動していた刀工集団です。刀の名称の由来は諸説あり、「鳥の羽毛のよう」「山野が燃えているよう」など、刀身に浮かび上がる刀文が独特で、別名「山焼毛」ともいわれています。

5億の価値をもつ名刀・山毛鳥の歴史と逸話

この項目では、以下の3項目をもとに、名刀・山鳥毛の歴史や逸話について解説します。

福岡一文字派の名刀

福岡一文字派とは、鎌倉時代に栄えた刀工流派のひとつです。備前長船(現在の岡山県瀬戸内市)にあった福岡に、製造拠点を構えたことが名の由来とされており、手がけた刀は、一風変わったもので、刀剣史上最も華やかな刃文が刀身に浮かび上がっています。その最高傑作が名刀・山鳥毛で、その刀身模様はまるで「鳥の羽毛のよう」や「山野が燃えているよう」などといわれています。

上杉謙信の愛刀

名刀・山鳥毛は上杉謙信の愛刀としても知られています。こちらも諸説ありますが、1556年に上州白井に出陣した際に、白井城主長尾憲景(関東管領上杉憲政家臣)より贈られたとされています。その後、養子の景勝に受け継がれるまで、類を見ない愛刀家で知られる上杉謙信は、その名刀を愛したことでしょう。

上杉家御三選三十五腰とは

類を見ないほどの愛刀家であった謙信は、優れた鑑定家でもありました。その後、受け継いだ甥の景勝も立派な愛刀家であり、また鑑定家でもありました。その景勝が最も気に入った刀剣を選抜したリストを、上杉家御三選三十五腰と呼ばれ、その他に「姫鶴一文字」なども含まれています。

山毛鳥に5億もの値段がついた理由

刀剣マニアの方で「なぜ、名刀・山鳥毛に5億もの値段がついたのか」「なぜ、瀬戸内市が購入することになったのか」このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。そこでこの項目では、山鳥毛に5億もの値段がつく理由や山鳥毛里帰りプロジェクト、瀬戸内市との関係の、3点について解説します。

山鳥毛に5億の値段がつく理由とは

「山鳥毛里帰りプロジェクト」を開始し資金集めの際に、提示された購入金額が5億です。前述しましたが、個人所有であった名刀・山鳥毛は、匠の技が光る福岡一文字派が手がけ、戦国時代には軍神・上杉謙信が愛した名刀であります。

また、上杉謙信の甥で優れた鑑定家であった、景勝が最も気に入った刀剣リスト「上杉家御三選三十五腰」にも入るほどです。さらに、1940年には旧国宝に、1952年には国宝に指定されるほどの名刀です。また、購入することにより、観光などの経済的な波及効果もあるとされています。

山鳥毛里帰りプロジェクトとは

山鳥毛里帰りプロジェクトとは、2018年に戦国武将の軍神・上杉謙信が愛した名刀を、生まれ故郷の備前長船に凱旋させるプロジェクトです。瀬戸内市により、購入検討が開始され、クラウドファンディングを利用することで、支援者約18,000人から880,956,472円を集めることに成功した、全国的にも珍しい大規模プロジェクトといえるでしょう。

瀬戸内市との関係

瀬戸内市の長船地区は、刀工の流派である、福岡一文字派や長船派が刀作りの製造拠点としていました。「山鳥毛」は、鎌倉時代に福岡一文字派によって作られたとされています。瀬戸内市は、この名刀生誕の地なのです。現在は、岡山県瀬戸内市長船町の、備前長船刀剣博物館に収められています。

まとめ

本記事では、5億の値段がついた名刀・山鳥毛の特徴や歴史などについて詳しく解説してきました。一振の刀に5億の値段がつくには、歴史的な事情や経済的な理由が秘められています。「名刀・山鳥毛」を生誕の地、瀬戸内市に立たせるために、沢山の協力者がいたことには、壮大なロマンを感じたのではないでしょうか。

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