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公開日:2019/12/01  

少しでも日本刀を高く売りたい!売るときのコツや注意点とは?


日本刀は好きな人にとってはいつまでも手元に置いておきたい骨董品ですが、興味のない人にとっては邪魔になってしまうものです。仙台から伝わる刀を持っているが引っ越しの際に持っていけなくなったなど、処分に困っている人もいるのではないでしょうか。ここでは高値で買い取ってもらうためのコツについて解説します。

いつかは錆びてしまうものだと認識しておく

日本商は刀匠と呼ばれる刀を作る専門の職人によって鍛え上げられた鉄を使っています。それによってあのような切れ味と強度を誇っているのです。

しかしながらいくら専門の技術で鍛え上げられているとはいっても材料に鉄を使用していることには変わりありません。ですから刀というものはいずれ錆びついてしまうものだということは認識しておく必要があります。

刀に一切興味がない人は鞘から刀身を抜くことはないでしょう。鞘から抜きさえしなければ錆びついたりすることはないのではないかと考えている人も居るかもしれませんが、たとえ一度も鞘から抜いていなかったとしても、製造時には必ず空気に触れているわけですし、鞘に納めていてもわずかな隙間から刀身に空気が流れ込んでいるため、いずれ錆が発生します。

はじめのうちは刀身全体に霜のような薄い錆が発生してくるでしょう。その状態であれば綺麗に除去することも不可能ではありませんが、そのままほったらかしにしていると時間経過お供にどんどん錆の状態はひどいものになっていきます。完全に錆びついてしまうと刀身がボロボロになってしまい、朽ち果ててしまいます。

このように錆によって刀身がボロボロになってしまった刀は昔から「赤鰯」と呼ばれています。赤鰯という名称は錆びによって真っ赤になり、ボロボロになってしまった投信がいかにも鰯のように弱々しく見えることから名づけられており、当然ながら赤鰯となった刀はその価値を大きく下げてしまいます。特に蔵に長年保存されていた刀は錆びついてしまっている可能性が十分あるので査定に出す前に自分の目で確認しておきましょう。

不要ならばさっさと売ってしまうのが一番

錆から日本刀を守る最も有効な方法は、自分にとって不要だと感じたらさっさと査定をして売却することです。日本刀というのは徹底的に鍛えられていますから、常に適切な手入れをしておけば数百年経過してもその美しい投信と切れ味を維持し続けることができます。しかし毎日手入れをするほど刀が好きな人であれば刀を錆びつかせるなどといったミスはしないでしょう。

逆に刀にほとんど興味がない人が長年保存するという目的だけで毎日手入れを続けることはとても難しいです。いずれ手入れを怠るようになり、せっかくの美しい投信をボロボロに錆びつかせてしまうでしょう。そもそも売ってしまおうかと考えている時点で、自分には必要ないものとなっているわけですから、売ってしまおうというモチベーションが高くなっているうちに行動して買取してもらったほうが高く買取してもらえます。

そして刀にとっても全く興味のない人に適当に手入れをされるよりは専門的な知識を持っている人に適切なケアをしてもらったほうがいいことは言うまでもありません。

しかしここで一つ注意点があります。不要なものを買取してくれる業者はたくさんありますが、日本刀に関しては適当な業者に売却しないということです。日本の刀には日本のコレクターはもちろんのこと、海外にもその美しさに魅了されて収集しているコレクターが存在します。

適当なリサイクルショップで査定をしてもらったとしても、そういったお店には日本刀の需要が少ないこともあってあまり良い値段で買い取ってくれないでしょう。日本刀を売るのであれば専門の業者に査定を依頼したほうが適切な価格で買取をしてもらえます。日本刀を売却する際は必ず専門の業者に買い取ってもらうようにしましょう。

保管するなら手入れは忘れずにしておこう

元々刀に興味があって観賞用として手元に置いておきたいという場合や、不要かと思っていたがいざ刀身を見たら申し越し置いておきたくなったというのであれば、毎日必ず手入れをするようにしましょう。日本刀の手入れというのはとにかく錆びつかないようにするということに尽きます。錆びつかないようにするためには刀身に常に油をまとわせておくのが一番効果的です。

手入れはそれほど難しくなく、投信だけの状態にした刀にティッシュにしみこませた油を薄く塗るだけで構いません。油は経年劣化を引き起こすので数か月ごとに塗ってある油をふき取って新しい油を塗るようにしましょう。

 

適当に保管しているとだんだんと錆びついて骨董品としての価値が一切なくなってしまうので自分にとって必要ないと判断したのであればさっさと売却するのが高く売るためのコツといえるでしょう。手元にしばらく保管するのであれば刀身が錆びつかないような手入れを常におこないましょう。もし手元に置いておくのであれば、錆びつかないように定期的に手入れをおこなうようにしてください。

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