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公開日:2023/06/15  

日本刀の原点を紐解く!刀剣の王道・直刀の魅力と歴史とは?


日本刀とは、日本で生まれた刀のことです。最初の日本刀が登場したのは平安時代中期とされていますが、実はそれ以前にも作られていた刀が存在します。この記事では、その刀である「直刀」について詳しく解説。直刀の歴史や特徴、そして有名な刀などについても紹介していますので、日本刀に興味のある方はぜひ最後までお読みください。

日本刀の原点・直刀とは

そもそも直刀とは、どのようなものなのでしょうか?この記事では、直刀の歴史と特徴について詳しく解説します。

直刀の特徴

直刀は反りがないため、斬るよりも突く攻撃を主とした戦術で活躍しました。また、直刀には片刃ではなく、両刃の刀も多く存在するとされています。直刀は日本刀の起源をたどる上で重要な存在であり、その独自の形状や戦術的な利点によって長きにわたり使用されてきました。直刀に興味がある方は、ぜひその魅力を探求し、その歴史的背景に触れてみていきましょう。

直刀の歴史

直刀はまっすぐな形状の刀を指します。日本では、古墳時代から平安時代まで、長い歴史をもって使用されてきました。この時代に使われた直刀は、上古刀とも呼ばれています。

上古刀の製造方法

上古刀と現在の刀では製造方法に違いはあるのでしょうか?

結果からお伝えすると「分かっていない」というのが現状です。なぜなら上古刀の時代は古く、文章で製造方法が残っていないからです。また、上古刀は海外から鉱石を輸入し、製造されていたようですが、江戸時代に鎖国があったことにより、刀に使われる素材が鉄になってしまい、原材料が分からなくなってしまったという経緯もあります。

直刀の美しさと剛毅さがもつ日本刀の魅力

日本刀は、その姿や刃文、柄、刀身など、多様な要素が魅力の源ですが、もっとも魅力的な点は素材と精錬法にあります。本記事では、日本刀の精錬法である「たたら製鉄」に焦点を当て、その特徴について解説。また、日本刀を深く愛した歴史上の人物も紹介します。

日本刀の魅力は精錬法にある

日本刀は、「玉鋼(たまはがね)」と呼ばれる特別な金属で作られています。玉鋼は採掘で得られるものではなく、たたら製鉄法によってのみ入手できる非常に貴重な鋼材です。

まずは、玉鋼を生み出すために用いられた「たたら製鉄」について見ていきましょう。たたら製鉄法には、大きく「銑押し法」と「鉧(けら)押し法」という2つの方法が存在しますが、玉鋼を得ることができるのは後者の「鉧押し法」です。

たたら製鉄

鉧押し法は、こもり、こもり次、上り、下りという4つの工程に分かれており、計70時間を要します。最初の「こもり」では、木炭を使用して砂鉄を還元させるのです。砂鉄は還元されると釜土炉壁と反応し、「ノロ」と呼ばれる状態になります。

次に「こもり次」では、砂鉄を混合物に置き換え、炉内の温度を上げていくのです。そして「上り」では、投入する砂鉄を純粋なものにし、炉内の温度をさらに上昇させます。この段階では炎の色が山吹色に変化し、激しさを増すのです。

最後の「下り」では、真砂砂鉄の投入間隔を短くし、作業が続けられなくなるまで行います。その後は木炭のみを投入し、徐々に炉内の温度を下げていくのです。このような工程によって、高純度の玉鋼が取り出されます。

日本刀を愛した人物

日本刀を心から愛した人物の中で、1人目に挙げられるのは足利義輝です。足利義輝は、とくに三日月宗近や鬼丸国綱といった刀に深い愛情を抱いていたといわれています。また、剣術の向上にも熱心に取り組み、塚原卜伝に師事していました。

2人目には徳川家康が挙げられます。徳川家康もまた名刀の収集家として知られており、豊臣秀吉や織田信長が所有していた刀を自身のものとしました。豊臣秀吉が所有していた多くの刀は、大阪城が焼失した際に失われましたが、徳川家康は部下に刀の回収を命じ、修理を行うほどであったと伝えられています。

現存する直刀の歴史と逸話

こちらでは、現在でも存在する直刀とその歴史について紹介します。興味がある方は、実際に刀の名前を検索してみてください。非常に美しい直刀を見ることができます。

環頭大刀

環頭大刀は、土佐ニ宮小村神社に保管されている古墳時代の直刀です。刃長は68.3cmとやや短く、主に儀式で使用される宝剣として扱われていました。

水龍剣

水龍剣は、奈良時代に制作された直刀で、聖武天皇が身につけていたと伝えられています。1872年には明治天皇のもとに渡り、大切に保管されているのです。

七星剣

七星剣は、飛鳥時代に聖徳太子が所持していた直刀で、国家の守護や邪気払いの意味が込められています。刀身には北斗七星が彫られており、その名前はこの特徴に由来。現在は四天王寺や法隆寺などで保管されています。

まとめ

この記事では、古墳時代から存在していた直刀について詳しく解説しました。直刀は反りのない刀であり、戦闘では「突き」が主な使用法とされています。また、儀式においても重要な役割を果たす宝剣として使用されていました。現在でも日本各地に美しい直刀が保管されており、興味のある方は美術館や博物館などを訪れてみるとよいでしょう。直刀の魅力に触れ、その歴史を感じてみてください。

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