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公開日:2023/05/15  

有名な武将はどんな刀を持っていた?平清盛の愛刀をご紹介!


平清盛という名前を誰もが一度は聞いたことはあるのではないでしょうか?学校で習ったり、大河ドラマなどにも重要な人物として、平清盛の役で俳優の方が出演していたりと、とても有名な武将として、今日まで語り継がれています。今回は、そんな平清盛と平清盛の愛刀にスポットを当てて、記事を紹介します。

平清盛とは

まずは、平清盛について紹介します。平清盛は、冒頭でも話したとおり、教科書に載っているような歴史上の人物であり、数々いた武将の中でも、かなり有名な人物として位置付けされています。そんな平清盛ですが、平安時代の中期に、伊勢平氏という家系に誕生しました。

この時代は、貴族に比べて、武士の身分は、低く見られていたので、平清盛は、さまざまな苦労を味わってきたといわれています。そんな時代においても、平清盛は「保元の乱」や平治の乱」などで活躍し、武功を積んでいきました。そんな活躍が認められたことで、武士として初めてとなる太政大臣に任命されることとなりました。

若い頃から悲願だった宋との貿易

平清盛は、さまざまな戦の評価を認められたことで、太政大臣へ就任しました。そして、昔から興味を持っていた宋との貿易を開始しました。日宋貿易で、通貨財政の基礎を整えていきました。宋は、10世紀頃に中国し、かなりの規模の貿易を海外と行ってきました。

そのため、日本とも貿易を盛んに行っており、宋からは、織物や香料や銭がもたらされ、逆に日本からは、刀剣や砂金、漆器などを宋に輸出していきました。平清盛は、この日宋貿易にかなり力を入れており、港の修復を1171年から3年間取り組み、瀬戸内海を利用して、日宋貿易の準備を進めてきました。

もともと、平清盛の父や祖父が海賊討伐を任される仕事が多かったこともあり、その際に、水軍との関係性も深めていったといわれています。そのおかげで、航路を安全に確保することが容易に済み、大陸からの物流をよくすることが可能となったのです。このように宋との貿易により、平清盛は、経済を発展させていったのです。

平清盛の最後

数々の功績を残した平清盛でしたが、1181年に病にかかってしまいます。熱に苦しみながらも後白河上皇に実子である三男・平定盛と協力して政治を進めていくよう進言しますが、最後まで後白河上皇との関係は修復することなく終わったと伝えられています。

そして、同年の2月に、平清盛は64年の波乱の人生を終わらせました。死因は、マラリア、インフルエンザや肺炎などが原因といわれています。

平清盛の愛刀

武士と刀の関係は、ただの武器としでなく、武士にとって刀は、敬意を払うべき特別な存在として知られていました。その中でも有名な武将が使用していたとされている刀は、特別な刀なのではないのでしょうか。この時代は、数々の場所で武士たちが刀を手に戦を繰り広げられていたと伝えられています。下記では、そんな平清盛の愛刀とされていた刀を詳しく紹介します。

泉水

平清盛の愛刀と伝えられているのが泉水という刀です。この刀は、もともと源氏で、宝剣といわれていた髭切という刀を欲していた平清盛が、源頼朝に騙される形で、泉水を手に入れたといわれています。つまり、平清盛は、泉水を、髭切だと思い込んだまま、大事にしていたということになります。髭切の代わりとして、あてがわれた泉水ですが、髭切にも劣らぬ太刀と伝えられているので、平清盛が騙されてしまうほどの名刀だったに違いありません。結局、平清盛は、名刀が手に入ったと喜び、最後まで泉水を髭切として秘蔵していたのです。

平清盛の愛刀の現在

そんな平清盛と時代を共に生きてきた愛刀である泉水。現在、どこで所有、または保存されているのかの情報は残念ながら、出てこなかったのですが、平清盛の死後は、平清盛から後白河上皇の手にわたり、最終的には、源頼朝の手に戻ってきたといわれています。頼朝の渡した泉水が30年の時をかけて、自分の元に帰ってくるという数奇な運命を辿った刀剣だということがわかります。

ちなみに、髭切は、京都の北野天満宮に、国の重要文化財として、鬼切丸(おにきりまる)として名前を変えて、保存されています。これは、1880年に北野天満宮に奉納されたと伝えられており、多くの逸話を持った刀剣として、現存している希少な名刀となっています。

まとめ

今回は、平清盛とその愛刀について紹介していきました。歴史が好きな方で、好きな歴史上の人物がいる方は多いかもしれません。そして、日本刀好きも多く存在しており、最近だと外国人の方にも日本刀は、興味深いコンテンツとして好評を得ています。

もし歴史上で自分の好きな武将がいる方は、ぜひその武将が使用していた刀を調べてみるのも面白いはずです。意外なルーツや武将との関係性が分かってくるかもしれません。また、歴史があまり詳しくなかったり、興味がない方もアニメやゲームなどで歴史上の人物を取り上げたり、刀を擬人化した作品が大人気となったりと、歴史好きになったりするきっかけは、色々なところにあったりします。そのため、ぜひこの機会に武将と愛刀について調べてみしょう。

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