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公開日:2020/09/01  

刀の名前を調べ方とその際の注意すべきポイント

刀は骨董品として人気のある商品です。有名な職人が作ったものなどは高い金額で取引されているので持っているのなら、買取りに出してみるのもおすすめです。基本的に刀はそれぞれのものによって名前がついています。どのような部分を調べると名前がわかるのか、調べる際の注意点を理解しておきましょう。

鑑定書を見ればどのような刀なのか確認できる

骨董品は保存刀剣鑑定書というものが発行されています。保存刀剣鑑定書の上位の鑑定書や指定書などがあると、その商品の名前を確認することができるので便利です。基本的に鑑定書があるものは本物とわかるので安心して売却ができます。

鑑定書は発行されてから30年以上も経過しているので、業界内でも存在が認知されています。そのため鑑定書などがあれば、査定時には高額な金額を付けてくれる可能性が高いです。注意点として鑑定書のついていない場合は偽物の可能性があるので気をつけましょう。特に買取に出す際は書類の有無により価格が大きく変動します。

ちなみに都道府県教育委員会が発行している銃砲刀剣類登録証というものがありますが、これは銘の真贋を調べるものでないので注意が必要です。あくまで商品の情報を書類に記載するもので刀剣を所有するために必要になるものです。

真贋の審査をするときに費用が必要になるので覚えておきましょう。会員だと安い金額で利用できるのですが、非会員だと少し高めの金額になってしまいます。

また審査に合格したときと不合格になったときで料金が違うことにも注意が必要です。審査の結果特別重要刀剣になったときには非常に高額な鑑定料が必要になるので注意が必要です。数十万円かかってしまう場合があるので気をつけましょう。

銘を確認すればどんなものなのかわかる

名というのは商品に刻まれたもので、刀工をした職人の名前が書かれています。また生年月日なども書かれているので、いつ作られたものなのか誰が作ったものなのか明確にわかります。どこに銘が入っているのかというと、なかごにタガネで刻まれています。価値の高いものや有名な職人が作ったものほど打ち下ろしたときに、銘が刻まれている場合が多いです。

ちなみに骨董品には偽物もありますが、こちらも銘が入っています。ただし贋作については本物を後から目して銘が刻まれているものが大半です。そのため全く別人の銘が刻まれていたりするので注意しておきましょう。

後から別人が刻んでいるだけに本物ではまずありえないような不自然な形で刻まれている場合が多いです。例えばきれいに刻まれていない、線が細くムラがあるといったものがたくさんあります。

さらに全体的に銘のバランスが悪いといったものもあるので注意が必要です。銘は職人によって独自の彫り方をしているので、プロの鑑定人が見れば誰が作ったものなのか把握できます。

たとえ模していても細かい刻みの違いにより真贋を見分けることができるので、プロの方に鑑定をしてもらうのがおすすめです。一般の骨董品店では無償で鑑定をおこなってくれるところもあります。近場に無償鑑定をおこなっているところがないのなら、宅配買取を利用して調べてもらうのも良いです。

作銘や鑢目で見極める調べ方もある

刀がどんなものなのか名前を見分けたいときには作銘の特徴を把握しておくと良いです。作られた刃物は所属する流派や掟などがあって、それに則ったかたちで作られます。

それぞれ得意分野などもあるので、しっかり確認しておくとどのような場所で作られたものなのかわかるでしょう。同じ工房で作られたものだと、どれも統一感のある仕上がりになっています。銘は同じでも少し違う作りをしている場合は偽物と判断することができるでしょう。

また鑢目というものもあってなかごの鑢に施されています。施し方は流派や工房などによって違いがあるので、プロが見れば誰が作ったものなのか判断をすることができます。本物の場合の勝手下がりや筋違いなどの特徴を理解していれば見分けることが可能です。基本的に銘が書かれているものなら名前を知っていれば簡単に見分けることができます。

ただ書かれていないものもあるので、そのようなものはプロに頼んで鑑定をしてもらうのが良いです。贋作の可能性も考えられるため鑑定書がない場合は鑑定をおこなってもらい、誰が作ったものなのか確認するのがおすすめです。

骨董品は上記の調べ方を知っていても、細かい作りの違いなどによって素人では判断できない場合があるので注意しておきましょう。

 

刀剣は付属する鑑定書を見れば誰が作ったものなのか簡単に知ることができます。また銘というものが刻まれていて、これは職人や工房などの名前が入っています。名は比較的誰でも誰が作ったものなのか判別できるものですが、中には贋作もあるので注意が必要です。贋作の場合は本物と比較したときに銘が歪んでいたりします。

また作銘というものもあって、誰が作ったものなのかプロが見れば簡単に判別が可能です。基本的に素人では判別するのが非常に困難になるので、余裕があるのなら鑑定人に依頼をして誰が作ったものなのか調べてもらいましょう。

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