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日本刀は錆があっても買取可能?

日本刀は錆があっても買取可能?親族の遺品整理で古い日本刀を譲り受けたり、引っ越し等で所在のわからなくなっていた日本刀が数年ぶりに見つかったりということがあります。
これを機に日本刀ファンとして愛着を持ち始める方もいれば、すみやかな処分を考える方もいます。
いずれにせよ、長く放置されていた日本刀は、錆びたり朽ちたりして決して良い状態ではありません

けれども、亡くなった親族が由緒あるものとして受け継いできた一振という可能性もあります。できれば錆を落として今後も所有したいという方もいれば、相応の評価をしてくれる方の手に委ねたいと思う方もいることでしょう。

そのような場合の方法のひとつとして刀剣専門店への買取依頼があります
刀剣専門店は買取依頼を受けた日本刀の状態や銘によって相応の評価をし、適切な価格で買い取りをしてくれます
多くの刀剣専門店において、錆びついた日本刀は買取可能となっています。

 

錆を見つけたらすみやかな対処を!

日本刀は鉄でできていますから手入れをしなければ当然錆びてきます
湿潤な気候の日本ではなおさらのことです。
そのため、数カ月ごとの手入れが必要であり、保管場所にも十分な配慮が必要なのです
そうして代々受け継がれてきた日本刀も多く存在します。

しかしながら、長く放置されていたものを譲り受けることになったり、さまざまな事情により手入れができなかったりした場合、錆びてしまっていることもあります。
この錆びも程度によって気にならないこともありますが、発見した時点ですみやかに行動に移すことが大切です。
買取依頼するにせよ、錆び落としを試みるにせよ早急に対処しなければ錆が広がり、廃棄という処分方法しか選択肢がなくなってしまいます
そのような事態は避けなければなりません。

 

廃棄だけは避けたい日本刀

どのような経緯で所有することになった日本刀でも、錆がひどく刃こぼれも多いからといって廃棄するのはあまりに惜しいことです
なぜならば、日本刀は日本の誇る美術工芸品であり、未来に継承すべき文化遺産だからです
もしかしたら由緒ある名刀の可能性も否定できません。
昔から家にあったのであれば大切に扱われてきたはずです。
かつては武士の魂とまで称されていた日本刀を、軽率に処分することは避けるべきです。

 

軽率な錆落としは避ける

小さな錆びでもやがて刀身全体をむしばむものです
気付いた時点で対処することが望ましいのですが、軽率な錆び落としは刀身を傷つけかねません。
傷ついた刀身は日本刀としての輝きを失い、かえってその後の錆びの発生を助長してしまいます。
拭いとるだけで除去できる錆びなら付着原因を探る必要がありますし、拭い取れない錆びは専門店に相談することをおすすめします
その時点で、買取を依頼するか、あるいは錆び落としだけ依頼して所有するかの判断されるのが望ましいでしょう。
くれぐれもサンドペーパーやグラインダなどを使用しての軽率な錆落としは避けなければなりません

 

錆落としの一般的な金額

錆落としには錆び落とし専門の職人がいます
刀剣専門店内で研磨する場合もありますが、専門の研磨工房へ外注することもあります。
価格はそれぞれの店舗によって差がありますが、一般的な相場として一寸(約3㎝)で1万円と言われています。
軽い研磨で5千円~、1本丸ごと研磨依頼すると20~30万円となり、そこそこの日本刀を新しく購入する金額とほぼ変わりません。

 

買取前の錆落としは不要

買取を依頼する前にあらかじめ錆落としを済ませておく方もいます。
きれいな状態で提示し評価してもらいたいというのは自然な考え方ではありますが、日本刀は他のリサイクル商品とは異なります。
軽率な錆落としは傷の原因になりますし、研磨依頼にかかった費用が買取価格に反映されるとは限りません
錆落としに10万円かかった日本刀が5万円で買取されることもあります
保存状態が査定価格に大きな影響を与えることは間違いではありませんが、もっとも重要視されるのは日本刀としての価値です。
錆びた日本刀はそのまま買取店へ持ち込むことが賢明と言えます。

 

錆びた日本刀の買取に際して注意すべきこと

突然所有することになった日本刀に銃砲刀剣類登録証が付いていない場合、あるいは紛失したと思われるときには新規登録、再発行手続きをしなければなりません
また、銃砲刀剣類登録証が付いていても、所有者の変更を届け出る必要があります。
それぞれの申請発行手続きは各都道府県の教育委員会において行っています。

① 銃砲刀剣類登録証を持参する
たとえ短い期間であっても日本刀を所有する以上、銃砲刀剣類登録証は必ず必要なものです。
登録証のない日本刀は日本刀と認められず、登録を怠れば銃刀法違反により罰せられます。
刀剣専門店へ買取依頼するときにも必ず日本刀と一緒に持参しなければなりません。

② 鑑定を断られることもある
鑑定書の付いていない日本刀を鑑定に出す場合、あまりに錆がひどいと鑑定を断られることもあります。
鑑定書はそれぞれの機関団体、あるいは個人が独自に発行する証明書であって、必ずしも必要なものではありません。

鑑定する鑑定士によって異なる鑑定結果が出る場合もあります。
鑑定書がなければそれでよし!まずは刀剣専門店を訪ねてみましょう。