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公開日:2022/09/01  

希望額で売却できる?日本刀の委託販売とは


遺品整理などを行っていて、日本刀が出てきた場合どのように処理したら良いのでしょうか。日本刀を処理する方法には警察に届ける方法や遺品整理業者に依頼する方法などがありますが、委託販売という方法もあります。今回はそんな委託販売の方法や日本刀を委託販売で売る流れについて解説します。

委託販売ってどんな売り方?

まず委託販売とは

委託販売とは売りたい製品を第三者に依頼し、販売してもらう方法です。売却する際には店舗やオークションサイトなどに掲載するわけですから、一定量の手数料がかかるのが一般的で、オークションサイトに掲載した方が多少高くなります。

委託販売に向いているケースとしては、売りたい商品に対しての自分の知識が足りていない場合です。「日本刀を売りたい」と考えていてもその日本刀の価値や相場が分からない場合、仮にオークションに売りに出しても誰も買い手がつかないケースや、相場よりも値段が安く売ってしまい安く買われて損をしてしまうケースも考えられます。

委託販売のメリット

委託販売のメリットは以下のようなものがあります。

・売りたい商品の認知度が上がること
・店舗が必要ないこと
・販売する手間が省けること

委託販売をすると元々の専門店に商品をおいて貰えるため、自分で売るよりも認知度が上がり、お客さんの目につきやすくなります。また店舗が必要ないことも委託販売のメリット。店舗を構え商品を売るとなれば一定数の商品が必要ですし、土地代や光熱費などの維持費もかかってしまいます。委託販売であれば、1品でも実店舗で売ってもらえるほか、店舗の維持費なども必要ありません。

そして販売する手間が省けるのも委託販売のメリットです。写真を撮るのが苦手な方だったり、HPを使えなかったりする場合でも委託販売であれば販売する際の作業を省けます。本業が忙しい方でも商品を売れるのが委託販売の魅力です。

委託販売のデメリット

対して委託販売には手数料がかかることや、委託先を探す労力が必要なことがあげられます。委託販売にはどうしても店舗のスペースを借りて販売してもらうため、手数料がかかります。また委託販売するならば委託先を探す必要がありますが、信頼できる店舗でないと勝手にセール品として希望値段よりも低く売ってしまったり、持ち逃げされてしまったりするケースもあるため注意が必要です。

委託販売の大まかな流れ

ここからは刀や剣の委託販売について解説していきます。

鑑定の申し込み

鑑定の申し込みは電話やメールを使って行います。直接来店での受付を行っている場合はメールなどで先に商品査定希望を送っておくとスムーズです。

刀剣引き渡し

希望日時になったら店舗に行き、商品を渡します。この際品物の他に刀剣登録証、本人確認書類、印鑑が必要です。可能であれば刀剣鑑定書があると良いでしょう。

販売価格の決定

販売価格は売却価格によって異なるため、この場で決まるわけではありませんが、希望価格はある程度決められます。

販売

委託販売には実店舗での販売と、オークションを利用した販売の2つがあります。陳列方法やアピール方法などは全て委託会社が行ってくれるため、こちらが行うことは特にありません。

支払い

商品が売れたら、販売価格から手数料を引いた額を現金にて受け取ります。(会社によっては振り込みの場合もあります。) 金額を満額受け取ったら委託販売は終了です。

販売手数料の相場は?

委託販売には必ず手数料がかかるとお伝えしましたが、果たしてどの程度の手数料がかかるのでしょうか。ここからは販売手数料の相場について解説していきます。

販売手数料相場

委託販売の場合の販売手数料の相場は10~15%となっています。手数料の安さを売りにしている委託販売店では10%が多く、品質や売却価格に自信を持っている店舗は15~20%と少々高めの手数料設定をしていました。また以下のように金額によって固定で手数料を設定している委託販売店もあります。

・販売価格:販売手数料
・100万円以上:ご相談
・90~100万円未満:13万2,000円~
・80~90万円未満:11万円~
・70~80万円未満:9万9,000円~  

上記のような販売店は89万円や79万円などで売れれば手数料が安く済みますが、70万円や80万円など左側の数字で売れてしまうと手数料がたかくなってしまうため注意が必要です。

例)「11万÷80万=13.6%」「11万÷89万=12.4%」

またオークションやWeb上で販売を行うケースでは販売手数料が20%になる店舗が増えるほか、画像作成料がかかるケースもあるため、あらかじめ説明を聞いておくと良いでしょう。

まとめ

今回は委託販売とはどのようなものか、日本刀を売る際の委託販売の手順などについて紹介しました。日本刀はどのように処分したら良いか分からない方も多いと思いますので、今回紹介した委託販売も選択肢のひとつとして考えてみてください。日本刀はごみとして捨てることはできませんから、委託販売をしない場合は警察に届けるようにしましょう。

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