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公開日:2021/02/01  

日本刀買取でも高額査定は必至!伝説の妖刀一覧


日本国内はもちろんのこと、フランスやアメリカでも日本刀ブームが訪れています。日本刀は戦国・江戸時代に武器として製作されたものですが、美しい形状と輝く鋼の刃は非常に希少価値のある美術品として扱われるようになりました。その中には妖刀と呼ばれる一品も多くあり、ここではその妖刀の種類と買取金額について詳しく見ていきます。

そもそも妖刀とはどのようなもの?

妖刀とは一言でいえば、いわくがある刀です。一般的な日本刀の場合、それは武士が戦に赴いて使用する道具でした。大量生産されたもので同じ形状・材質のものが数多く出回っているため、現在でもさほど高額な査定とはならないものです。

一方、妖刀はこの世で1本しか存在せず、名高い大名・公家などが所有していたものであるのが大半です。また神社にご神体として奉納されていることもあり、一種の霊的なパワーを込められた逸品でもあります。いわく付きとも称されますが、持ち主の意に反した出来事を招いた、大勢の犠牲者を生み出した、などと伝えられる日本刀の場合もあるので、愛好家の間でも敬遠されがちな代物になることもあるほどです。

ところがこの刀は通常のものとは大きく異なった存在であるため、買取査定では非常に高額な金額を提示されるのも特徴です。たとえば「村雨」がその代表格であり、1981年に京都府の旧家で見つかった折には、6,200万円もの高額査定となってオークションで落札されました。

現在は東京国立美術館に収蔵されていますが、妖刀の名に相応しく数々の摩訶不思議な出来事が村雨に関わった人々の間で起きていると伝えられています。この「村雨」以外にも希少価値があるとされる刀が多くあり、美術品として収集されている方もいるので基本的に年代・状態に関わらず高い査定を提示されるものです。

妖刀で有名な日本刀の種類と特徴

日本刀の歴史は約1,000年前にまで遡り、平安時代中期に奈良県天理市に工房を構えた月山宗義という刀匠が起源です。その後、岡山県・岐阜県・新潟県などでも刀匠が誕生してそれぞれの特色を生かした名刀が誕生するに至りました。この長い歴史の中で歴史上の人物が所有していた日本刀も多くあり、それらが現在では妖刀と呼ばれて各地に点在しています。

もっとも名高い妖刀が「村雨」です。1220年頃の鎌倉時代に岐阜県関市の孫六という刀匠によって鍛錬されました。猛将で名高い平将門の愛刀で、2,000人以上もの命を奪った日本刀です。京の都で将門が源頼朝に命を奪われた折りに、村雨が頼朝の片腕を奪って姿を消したというおぞましい伝説もあります。刀身は150cmと非常に長く、太刀と呼ばれる種類になるのが特徴です。この刀を模した模造刀は人気があり、実店舗だけでなくインターネット上でも数多く販売されています。

織田信長が愛刀にしていた「厨子王」という日本刀も妖刀に分類され、現在はその所在が定かではありません。細身の西洋の剣を模した日本刀で、奈良県天理市に今も工房を構えている月山が鍛錬を行ったことは判明しています。

この他、有名なものとして柳生家に伝わる「北辰刀」、本田忠勝が所有していた「鬼切丸」などが挙げられ、この二刀はアメリカのメトロポリタン美術館に収蔵されています。

妖刀かも!?どこで査定をしてもらったら高値で売れるの?

日本刀は全国各地に愛好家がいます。愛好家の場合、骨董品店や露店などで日本刀を見かけると、足を止めて見入ってしまう方も多いことでしょう。手に持って気に入ったら、どんな謂れのある品なのか確かめもせずに即購入してしまうという方も少なくないのではないでしょうか。

数多く所有されている刀の中に、もしかしたら妖刀が含まれている可能性もあります。一度見直してみるとよいかもしれません。ひょっとすると名高い妖刀かもしれない逸品を見つけたら、専門店で査定をお願いしましょう。

どこで査定をしてもらえばよいのかわからない場合は、インターネットを駆使して日本刀の取り扱い買取店をリサーチすることをおすすめします。2020年9月時点で、全国で刀剣の買取を行っている専門店は計421件あります。店に持ち込まれた刀を査定するだけでなく、宅配サービスでも査定に応じているところが数多くあるので、全国各地から利用できます。

その中でも古美術品を専門にしているところで、鑑定士の資格を持っている方が在籍していれば、詳細な刀の鑑定と査定が可能になります。査定額は妖刀であれば1振り100万円以上になるので、しっかりと信頼できる専門店を選ぶことが大切です。

査定を利用する際は事前に専門店の評判や口コミを調べて、鑑定士の目利きの良し悪しを知ることも重要です。刀の価値は鑑定士の目利き能力で左右されるので、信頼できるところを吟味しないといけません。

 

日本刀は現在では美術品の一種として扱われていますが、伝説に挙げられる妖刀はその中でも一級品として見られています。買取査定額が非常に高値になるので、所有が確認された際は、信頼できる専門店で査定を受けることが望ましいでしょう。

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