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買取前に中身を確かめたい人に教える!危なくない刀の取り扱い方

家族が亡くなって遺品などを整理していると、その中から専門の収納ケースに入った日本刀が出てくる場合が少なくありません。

遺品を整理している人が日本刀に興味があれば別ですが、それ以外の場合は買取会社に買取をしてもらうことになります。

 

安全で正しく錆びない日本刀の抜き方

日本刀を買取してもらう前に、郵送したり持ち運んだりするのは大変なので査定人に出張買取してもらうという方法を検討する人は多いです。しかし、その前に錆びていないかなど中身を確かめておきたいという場合もあります。

とは言っても、そのためには日本刀を鞘から抜いたり収めたりすることが必要です。そのときに正しい取り扱い方を知っていないと、指などに怪我を負ってしまう可能性があります。

日本刀の正しい抜き方は、刃の方を上にして左手で鞘を下の方から持ち上げるような感覚で握ることが必要です。柄を右手で上の方から握り、軽く鞘口とも呼ばれる鯉口を切ります。

拵でも白鞘でも、鯉口のところは堅くハバキで締めているので鯉口を切って緩めておくことが必要になります。急に力任せに抜いてしまう鞘口が壊れてしまうだけではなく、勢いあまって怪我を負ってしまうことなどがあるので注意が必要です。

そして横方向に、がたつかないように、ゆっくりと注意深く抜いていきます。そのときに刃を絶対に下の方に向けたり横の方に向けたりしてはいけません。

正しい抜き方が出来たら今度は姿や刃文、地鉄などの状態を確認するのですが、そのときにはふくさを前もって用意しておいて刃の反対側にある棟に添えるのが安全な取り扱い方になります。ふくさを使わずに手で直接、刀身に触れてしまうと、そこからしばらく経つと錆が発生してしまうことがあるため注意が必要です。

 

正しい納め方と錆びたときの対処法

日本刀を正しく抜いて中身を確認して、特に問題がなければ今度は正しく鞘に仕舞う必要があります。刀の正しい納め方は抜くときと同じ様に鞘を左手で持ち、柄を右手で持つというのが良い方法です。

刃を上側の方に向けて静かに切先を鯉口のところにのせて横の方向に刀身がぐらつかないように、鞘の溝に合わせるような形で入れていきます。そして鯉口のところで硬く納めるのですが、このときに刃を横側の方に向けたり下側の方に向けたりしてはいけません。

このように非常に慎重に取り扱う必要がありますが、定期的にお手入れを行い油が乾いていない状態を維持する必要があります。

しかし、どんなに注意深く取り扱っていたとしても錆びてしまうことはあるのです。 これは、ほとんどの場合は鞘に刃が接触してい鞘当りと呼ばれる現象が起こっているのが原因になります。そうなってしまうのは鞘の状態が良くないのが原因なため、鞘師に相談して修理することが必要です。

そして古くなっているときには内部に汚れや錆が残っていて、その部分から錆がもう1度出ることがあります。そのときには、新しいものを用意することが必要です。

万が一、錆びてしまったときには素人が下手に手を出さずに信用することが出来る研師の方に相談するのが良い方法になります。一般的な錆び取りに使う道具や角べらなどを使って錆を擦ったりすると研ぐときに、かえって面倒なことになるからです。

 

買取をしてもらうために必要なこと

専用のケースに入れられて保管されている場合はスムーズに買い取ってくれることが出来ますが、家の中で遺品が美術品として刀掛けにかけて保存されていることがあります。このままの状態だと査定人が自宅に出張したきた場合に、引き取ってもらえない可能性があるので注意が必要です。そして遺品の中に専用のケースが見当たらない場合は武道具店などで取り扱っている専門のケースを購入して、そのケースの中に仕舞う必要があります。

また専門のケースは直接、専門買取会社に出向いて査定してもらうときに持ち歩く場合や郵送して査定してくれるときの梱包のときにも必要になってくるのです。また査定人に自宅に出張してきてもらう場合は、刀掛けも買い取ってくれる場合があるので遺品整理を効率的に進めたい場合は便利かも知れません。

日本刀を買い取ってもらうときに必要となるのが鉄砲刀剣類登録証です。法律によって刃渡りが15センチメートル以上あるものを所持している場合は、各都道府県を管轄する教育委員会によって登録されていることを証明する登録証を所持している必要があります。

登録証を所持していないまま日本刀を所持し続けていることは処罰される対象となるため、遺品の中に登録証が見つからない場合は警察署にある生活安全課に相談することが必要です。発見届けを提出してもらい、改めて教育委員会から登録証を発行してもらうことが出来ます。

 

遺品の中から日本刀が見つかり買い取ってもらう前に中身を確認するためには、正しい抜き方と正しい納め方をちゃんと把握しておいてから慎重に行う必要があります。

登録証も必要になるので、専用ケースの近くにないか探しておくのが良い方法です。

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