日本では安価な日本刀も販売されていますが、とても価値があり高い値段で売られているものもあります。その価値に目を付けた犯罪者によって、盗まれてしまうアクシデントがいくつも発生しています。ここでは、もし盗まれたときにとるべき行動をこちらでいくつか紹介します。
盗まれたのなら警察に通報しよう
飾っておいたり保管しておいたりした日本刀が盗まれたのなら、それは紛れもない犯罪行為なので警察に連絡をする必要があります。刀という武器になるものを盗まれたからといって、特別なことをする必要はないのですぐに110番をしましょう。
ただし、窃盗犯がまだ自宅や部屋の内部にいる可能性があるため、いったん外にでてから連絡することをおすすめします。突然、斬りかかられて大けがする場合もあるので、窃盗の現場からはきちんと離れておいたほうがよいです。
ちなみに、窃盗の現場はそのまま保持しておく必要があるため、一切触らずに外にでて警察を待ちましょう。なお、自宅に侵入されて盗まれたのなら、当たり前ですが、ほかのものも窃盗の被害に遭っている可能性もあります。預金通帳やキャッシュカード、そして価値のある家電など、盗まれているかも知れないので忘れずに警察に報告するようにしましょう。
お金関係のものを盗まれてしまった場合は、銀行や金融会社にも連絡をする必要があります。連絡をしなければ、預金を引き出されたりキャッシュカードで買い物をされてしまったりします。
大切なものが盗まれてがっかりきているのに、さらにお金を失うようなことがあってはつらいので、できる限り早く連絡をするようにしましょう。警察の方々にきてもらったら、現場検証をしてもらい、盗難届証明書を発行してもらい終了です。あとは窃盗犯が無事に捕まって、盗まれた日本刀が自身のところに戻ってくるのを祈って待ちましょう。
登録証を盗まれたのなら特別な手続きが必要
空き巣に入られたとき日本刀は無事でも、預金通帳やキャッシュカードなどと一緒に、重要だと思われるものを根こそぎ持っていかれてしまう場合もあるでしょう。もしも、その中に登録証があったのなら、再発行の手続きをしてもらわなければいけません。もちろん、何かしらのものが盗まれているので、警察に通報することも忘れないようにしましょう。
これまで刀剣の類いを購入したことがあるのなら、登録証が付属しているのを知っているはずです。その紙は意味もなく付属するのではなく、刀剣を所有してもよいと許可を認めるために付属しているのです。
したがって、登録証をなくしてしまった場合は、刀剣の所持が許可されていない状態になってしまいます。そうなると、窃盗という最悪の犯罪の被害者なのに、法律違反状態になってしまうので気をつけましょう。
登録証を再発行してもらいたいのなら、まずは警察署を訪れて、紛失届を出す必要があります。それから、住んでいる都道府県の教育委員会に連絡をして、銃砲刀剣類登録審査を受けましょう。そうすれば、登録証を再発行してもらえるので、日本刀を所有していても大丈夫な状態になります。
手続き方法が分からないのなら、都道府県の教育委員会に相談をすれば詳しく教えてくれます。ちなみに登録証を発行してもらうためには、費用がかかるので、連絡したときに聞いておきましょう。
再度盗まれないように対策をしよう
『高級な日本刀を所有している家』と窃盗犯に認識されてしまったのなら、また盗みに入られる可能性があります。セキュリティーをしっかりとして、二度と犯罪者に自宅に踏み入られないように対策をしましょう。
そのためには、監視カメラを利用したり、鍵を強固なものに変えたり、防犯ガラスなどに取り換えることをおすすめします。リスクがあるところは窃盗犯が避けるようになるため、二度と侵入されずに済むようになるでしょう。
また、盗まれないようにしたいのなら、日本刀の保管場所も変えておいたほうがよいかもしれません。自宅のセキュリティーを強固にするだけではなく、金庫などを使って犯罪者の手の届かないところに保管してしまいましょう。
日本刀が盗まれてしまったのなら、それは窃盗という罪に当たるので、まずは警察に連絡をして犯罪の被害にあったことを伝えましょう。警察がきてくれれば、あとはすべてやってくれるので何も難しいことはないです。
もしも、登録証を盗まれて、幸運にも日本刀が残ったのなら、警察の対応が終わったあとに再発行してもらわなければいけません。登録証を持たずに所有することは法律で禁止されているため、忘れないように手続きをしましょう。
なお、盗まれてからの手続きを完璧におこなったとしても、取り戻せるとは限らないので、再度犯罪被害に遭わないために自宅や保管場所のセキュリティー強化をおすすめします。