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公開日:2020/11/15  

日本刀買取業者は海外や西洋の剣も買取ってくれる?


日本刀は海外でも愛好家がたくさんいますが、海外でも刀の文化があります。西洋でいえば剣です。「刀もいいけど、剣もいいよね」という人も少なくないでしょう。さらに国内でも剣愛好家はたくさんいます。もし、処分するなら専門店が理想的ですが、日本刀買取業者に持って行くと買取が可能なのでしょうか。

刀と剣にはこんなに違いがあった

まず、刀と剣の区別を説明できる人がどれだけいるのでしょう。双方、形状で見分けるはずです。どちらも銃機器がなかった時代、武器として活躍しました。ちなみに戦争時には銃剣という武器もあって、銃の先端部に装着して、槍のような戦い方ができるように工夫された武器もありました。銃機器があっても刀や剣はなくならなかったわけです。銃が使えなくなったら刀や剣があれば相手を倒せるからです。

さて、日本刀の形状は片刃で反りがある刀身が特徴です。西洋の剣の形状は国によって違います。強いてあげるならまっすぐな刀身が多くあります。双方、比べてみると日本刀は切れ味に特化しています。だからといって、西洋の剣が切れ味で刀に劣っているわけではあません。剣は叩きつけて押し切ります。叩き切る力が強いので枝のように切りにくいものでも刀身をたたきつけ、切り裂くことができます。どちらも優れた武器であり、愛好家の中にはどちらも好んで集めている人もたくさんいます。

どちらが強いか比較してみたくなる

日本刀と西洋の剣の2つを挙げると、はどちらが強いか知りたくなるのではないでしょうか。刀は切れ味だけでなく突きでもその威力があります。剣も叩きつけて切り裂く力と突きでも相手にとどめをさすことができます。日本刀は最強の切れ味があるといわれていますが、強度面には不安があります。

理由は切れ味を求めた結果、刀身をできるだけ薄く長くしたからです。さらに攻撃を受けた際には刀身の峰を使って攻撃をそらすのですが、曲がってしまったりしたら防ぎきれないという不安があります。結論からいえば、西洋剣と戦えば負ける可能性が高いです。

剣はさまざまな形があり、それぞれ攻撃力が違います。剣の中でもレイピアは細いので日本刀同様に強度はさほどありません。曲がる、ぽっきり折れてしまう可能性も高かったのです。それでも西洋剣は幅が広く厚みがあるものが多く、強度には定評があります。頑丈さでは剣に軍配があがるかもしれません。

次は刃について比較してみましょう。日本の刀の最強の切れ味も刃が落ちたり、かけたりしたらなくなってしまいます。刃こぼれを気にしないで使っていれば、すぐに武器として使い物にならなくなります。対して、西洋の剣は多少の刃こぼれを気にしなくて戦うことが可能です。叩きつけることによって物体を切り裂くことができます。

どちらにしても、戦い方が違うのでどちらがいいかはわかりません。戦いの仕方が違うと刃の比較ができにくいです。どちらも刃を打ってしまえば欠けたり潰れたりします。日本の刀は強固な刃金を使っているので剣と刀の刃ではかろうじて、刀に軍配が上がるようです。

双方の生産性を比較してみた結果

日本の刀はまず専用の玉鋼を作る所から始まります。いくつもの工程があり、刀身を完成させるためにはばきや柄、鞘まで作ります。その結果、完成するためにだいたい、一か月はかかります。戦国時代では戦でたくさんの刀が必要なので、つくり方は簡略になります。質が悪くなるので市場に出回っている刀とは価値が違います。

西洋の剣はさまざまな形状があるため、製造方法もたくさんあります。成法によって作り上げる時間も違ってきます。剣で作り上げる時間が早いのは鋳造法です。剣の中心に芯金を入れて周りを鋳造で作る方法です。ただし、比較してみた結果、作られる時間は剣の方が早いです。

生産性では剣の方が高いといえます。知名度を考えてみましょう。日本刀は他国では見られない独自の方法で作り上げています。日本は鎖国していたので、知名度については弱そうに感じます。実際、鎖国が解かれた明治時代はほんの数百年前のことになります。それでも他に類を見ない強い切れ味と美しさで愛好家は増えています。最近では映画でもよく使われているし、見た目の美しさで注目度が高いです。

 

それぞれの特徴や強度、知名度などを比較してみました。しかし、肝心なのは日本刀の専門店で西洋の剣を買取ってもらえるかどうかです。刀より西洋の剣の方が多くあります。専門店では剣も買取ってもらえる場合があります。逆に買取できない場合もあります。取り扱うものは店によって違うからです。

買取をしてもらう前に事前に買取ができるかを確認しておきましょう。刀も剣も愛好家にとっては魅力があるものばかりです。手放すのはつらいけど、高く買取ってもらいたい人もいるはずです。高く買取ってもらうなら、査定を受けて鑑定を済ませてからにしましょう。それぞれの価値を知っておけば取引の際に交渉しやすくなります。交渉の次第では買取価格もあがり、満足できる結果が得られます。

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