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公開日:2020/09/15  

居合刀と通常の刀との違いは何なのか!?

日本が世界に誇ることができる鍛冶技術としてあるのが日本刀になり、古くは古墳時代から存在しましたが、平安時代からのものが日本刀と呼ばれるようになっています。近年見直されている古武道においても進化してきた歴史があり、居合刀などが発展したことで、他の刀との特徴や違いがでてきました。

世界でも注目を浴びている日本刀

日本刀は鍛冶技術が優れていることもあり種類も豊富で、世界でも注目をされていることからもコレクターはたくさんいます。戦国の世では有名な武将が愛した刀などはとても値段が高くなっており、通常の取引では購入することができない国宝に指定されているものも少なくありません。

昔は戦うための武具のひとつであった刀ですが、時代が変わり今では美術品として鑑賞したり楽しむことができるものになっています。日本刀の特徴としては「折れない」ことがあり、それだけ強い素材に仕上げることで戦闘に向いた武具となってきました。

その他にも「曲がらない」ことで使い勝手も変わらないことが、武人たちがこよなく愛した理由です。最終的には「切れ味が抜群」の刀となることで、鍛錬されてきたことに誇りを持つことが自分が強くなったような気分となれます。

これらのことから日本刀には戦国の歴史や背景が備わっており、美しい外見からも美術品としての価値が高いことも人気の秘密です。日本人は桜の花をみることで春を感じることができるように、刀などは戦国の世を想像してどのような戦があったのかを呼応させることで楽しむこともできます。

違いがあることで理解が深まる

日本刀の中でも居合刀と普通の刀がありますが、この違いというのはどこからきているのかを知ることでより深みが増します。居合刀というのは抜刀術という技術のひとつでもある古武道になりますので、形を覚えて演武をみせることでも有名なことです。

また居合刀というのはその演武の特性上では、実は模擬刀になっているために実際に何かモノを切ることができません。拝見したことがある人では居合術などの形は、刀を鞘に納めている状態から刀を抜く瞬間に切りつける動作になり、一瞬の動きで相手を切りつけ二太刀目でとどめを刺すことから達人の領域がたくさんいました。

しかし、現代では扱いやすいように模擬刀を使って修業することが多く、これが上級者になるにつれて真剣でやるケースが増えてきます。誰でも手軽に居合刀を持つことができるのは、所持をするにしても刃物ではないので許可証や登録証は不要なのも誰でも手軽にもてる理由です。

また観賞用の模擬刀よりも強度が高いために、所持をしていて折れる心配もないですし、何かあっても安心できるのも魅力といえます。上手に鑑賞する人では達人の動きなども想像して、どのような使い方で相手に切りかかったのかイメージすることもできます。

刀でも居合術は特殊なこともあり、人間の体重移動や筋肉の脱力などを手に入れることは、身体操作ができる日本人特有の考え方だったといわれています。相手と対峙したときにもどのようなイメージで動くことが理想なのかを追求していたのも、昔の武芸者にはわれわれには理解できない想像力がありました。

武士について詳しく知ると価値がわかってくる

居合刀とは違い真剣とは本物の日本刀のことを指しますので、その価値がコレクターにとって高いこともわかります。刀鍛冶の技術を存分に発揮をすることができるので作られた刀には刀鍛冶の魂が宿っているともいわれています。

日本刀の始まりは10世紀といわれていることからも、骨董品としての価値があるのが本物の日本刀で、美術品として鑑賞することも世界的に人気があります。しかし先の話のとおりに、作った人間の魂が宿っていることや、実際に使われていた真剣では殺傷能力としての使われ方をしていたことから、残しておくよりも買取にだしたいという人も少なくありません。

また、なぜ刀に人が惹きつけられるのかというと、それは生命や万物、生きとし生けるものが歴史を知り存在理由を理解することによって、ただの刀から魅力ある美術品となっていきます。

単純に人気があるとかではなく、居合刀なども模擬刀とはいえ人気があるのは、観賞をしている人が満足できるフォルムだったり、日本人の武士を理解したからこそ高くなると考えられます。

 

世界のコレクターからも注目されているのが日本刀になり、また居合刀との違いを知ることで理解が深まります。通常の日本刀は構造上は切ることができるため、所持するには許可証や登録証が必要ですが、居合刀だと模擬刀なので切ることができません。

そのために美術品として安心しておいておけることもありますし、また刀の背景を知ることで持っていることで誇れるものとなります。日本刀は鍛冶技術があったからこそできあがったものとなり、また現代でもその技術は包丁などの技術に繋がっていることも歴史で知ることです。

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