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公開日:2022/10/01  

オープンが待ち遠しい!名古屋刀剣ワールドの魅力を徹底解説!


日本刀などの展示品や収蔵品を鑑賞できる名古屋刀剣ワールドがオープン予定となっています。開館日は未定ですが、名古屋刀剣ワールドには、刀剣とともに甲冑や浮世絵が常設されているので、甲冑博物館や浮世絵博物館としても楽しめます。館内にはカフェやレストランもあるので、ゆっくり過ごせます。

名古屋刀剣ワールドとは

2019年12月に名古屋刀剣ワールドの本館が着工しました。2020年4月に完工しています。日本最大級の刀剣博物館である名古屋刀剣ワールドのオープンが待ち遠しいです。

日本最大級の刀剣博物館

約500振の刀剣を所蔵する名古屋刀剣ワールドは、日本最大級の刀剣博物館です。

名古屋市中区栄にオープンする予定です。主な収蔵品目は、刀剣、甲冑、刀装、武具、馬具、書画や美術品、浮世絵です。刀剣は、打刀、太刀、脇指、短刀、鎧通、直刀、軍刀、サーベル、槍、薙刀、長巻です。

甲冑は、大鎧、胴丸、当世具足、兜、面頬があります。刀装は、拵、純金太刀拵、小柄などがあります。

武具は、火縄銃、大筒、和製西洋式銃、弓矢、矢籠、空穂、陣笠、陣羽織があります。

馬具は、鞍、鐙などがあります。書画と美術品は、屏風、掛け軸、巻物、書状、肉筆画、漆工、女乗物があります。浮世絵は、武将浮世絵、合戦浮世絵があります。

設計コンセプト

名古屋刀剣ワールドは、北館と本館があります。北館のデザインは、木戸門といわれる伝統的な日本家屋に用いられているものをイメージしました。本館と北館ともに設置している特徴的な円窓は、ランドマークとしてふさわしいものとなっています。建物の内装にもこだわっています。甲冑や拵に見られる勝ち色の青、赤、金をカラーコンセプトにしています。建物内にいるだけで、当時の時代に思いをはせることができるようになっています。

名古屋刀剣ワールドは各フロアが充実

本館2階と北館2階、3階、4階が展示室となっています。北館1階にはミュージアムショップ、本館2階にはカフェとレストラン、北館6階には学習室と茶室、北館7階には屋上庭園があります。

1階はミュージアムショップと受付

出入口は、若宮大通沿いの本館南側、本町通沿いの本館西側、北館ショップになっています。

2階はカフェとレストラン

和カフェとレストランがあります。鑑賞の合間のひとときを過ごせます。

2階、3階、4階は展示フロア

2階は美術品展示コーナー、3階は浮世絵展示ゾーン、4階は特別展示室です。なお、2~4階の階段には、浮世絵階段ギャラリーがあります。

6階は学習室と茶室

刀剣の鑑賞会や茶会などのイベントが開催されます。非日常的な体験ができます。

7階は屋上庭園

和風庭園のフロアで休憩できます。

刀剣をはじめとした多数の美術品を展示・収蔵

名古屋刀剣ワールドでは、お客さんを満足させる展示品と収蔵品があります。

刀剣の展示品

広義では、日本国内で作られた刀剣類を意味します。名古屋刀剣ワールドでは、薙刀や槍も展示しています。また、刀剣の外装である拵も展示しています。刀は鎌倉時代から江戸時代までのものを、薙刀は鎌倉時代と江戸時代のものを、槍は鎌倉時代と室町時代のものを、拵は金梨子地家紋散蒔絵鞘飾太刀拵などが展示されています。

甲冑の展示品

日本国内で戦をしていたときに武将が体を守るために身に付けていた防具です。現在は甲冑のブームが到来しています。名古屋刀剣ワールドには、陣笠、とんきょ帽、陣羽織も展示されています。

美術品の展示品

名古屋刀剣ワールドには、本能寺焼討之図、関ヶ原勇士軍賞之図、武田上杉川中島大合戦などが展示されています。浮世絵は、江戸時代に生まれた絵画の一種で、現代は馴染みがないものになっていますが、当時は浮世絵が庶民の間に広がって大衆文化となっていました。

浮世絵には、武者絵、役者絵、皇室・皇族浮世絵、明治天皇浮世絵、戦争絵、明治浮世絵、行列浮世絵、東海道五十三次浮世絵、五十三次名所図会、名所浮世絵などがあります。

書画の展示品

書画には、織田信長朱印状、豊臣秀吉朱印状、徳川家康朱印状が展示されています。

鐙の展示品

鐙は、加賀国金沢住重久が作成したものや無銘のものなどが展示されています。

女乗物の展示品

津山松平家伝来の黒漆塗葵紋津山散蒔絵女乗物が展示されています。

刀剣の収蔵品

国宝、重要文化財、重要美術品、特別重要刀剣の鑑定区分の刀剣が収蔵されています。

現代刀の美術品の収蔵品

帝室技芸員、人間国宝、無鑑査刀匠の刀工の称号が収蔵されています。

甲冑と面頬の収蔵品

重要文化資料、甲種特別貴重資料、特別貴重資料、貴重資料、保存資料、未鑑定の鑑定区分の甲冑と面頬が収蔵されています。

浮世絵の収蔵品

歌川広重の東海道五十三次、歌川国芳の武田上杉川中島大合戦、歌川芳艶の源平盛衰記、葛飾北斎の東海道五十三次、喜多川歌麿の加藤清正、歌川芳虎の奥州征討などが収蔵されています。

火縄銃と大筒の収蔵品

火縄銃は火縄式銃砲や短銃などが収蔵されています。大筒は火縄式大筒や指火式砲などが収蔵されています。

まとめ

名古屋刀剣ワールドについて紹介しました。名古屋刀剣ワールドは、展示だけではなく写真撮影ができるスポットや体験型シアターなども用意されています。また、1日中楽しめるようにカフェ、レストラン、屋上庭園などの設備も整っています。これを機に日本文化にさらに興味を持って、1階のミュージアムショップでグッズを購入するのも楽しいでしょう。

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